
銭形と竜人エルリール。一対一のバトルです。
銭形の柔道を警戒し、大振りを避けて連打を繰り出すエルリール。
「無駄だぞゼニガタ 貴様という存在を知った今の私に死角はない」
「なに 受けねばわからんものもあるのでな」
ついにエルリールの腕を取る事に成功する銭形。が、人型にはない片翼と尾がある今のエルリールには崩しは通用しない…いや、動かない!?
銭形は翼と尾の力の流れまで把握し、操り始めました。
「ワシが未熟なせいで今までかかったがな 確保だエルリール!」
いや、未熟どころか凄まじい技量ですよ警部…。
「『柔よく剛を制す』これが柔道の真髄だ!」
エルリールの巨体を投げ飛ばす銭形。
「落ち着け…ゼニガタは私の力を利用しているのだ」
自分の力を誘導しているのだと気づいたエルリールは過度な力を入れずゆっくり動く事で銭形につけいる隙を与えない手に。エルリールのセンスも銭形に劣るものではありません。
更に隙を見て翼を再生し、空中からの打ち下ろしに出ようとするエルリール。投げ手錠を腕をに掛けて逃すまいとする銭形。しかしエルリールはそのまま銭形を引き上げ、城壁の外へ放り出してしまいます…。
「殺すのが困難ならば盤面から排除するまでだーー」
ようやく一息ついたエルリールが見たのは真竜を両断する五エ門!
「魔軍が敗れる…」
ラムカンが居なくなった今、魔物の統率はとれず軍の体裁は保てず…王都を占領して国王軍団を後ろから強襲する策は成らない…。
「全て 全て敗れるというのか!我が謀も!魔族それ自体も!」
「…させん させんぞ!異世界の勇者ども!そして魔女よ! せめてもこの王都だけは滅ぼしてみせよう!」
魔力を集中させ始める。人の心を狂乱させる闇の魔法を無制限に解き放ち、王都を壊滅させる…!
「ーー可哀想になあ」
現れたのはルパン!
「いやほんと同情するぜエルリールさんよ あんた悪党としてなかなかだぜ」
「30年もかけて準備してたんだよな? 慣れねえ人間の体で一生懸命 国で一番の騎士になるまで頑張ってよ 自分の思い通りに王子サマ操って 詰み一歩手前まで持ってって そんで最後にダメ押しで異世界召喚だ 王国の最後の希望も自分らに都合よく利用しようとしたんだよなぁ? 可ッ哀想にな! 最後の最後で台無しだァ! よりにもよって天下の大悪党ルパン様を呼んじまったからにはな!!」
煽る煽るw アニメ版より原作版に近い邪悪な表情。痛いところを突かれて怒りのまま突っ込んで来たエルリールをルパンが避け…そこには光の魔力を練っていたアイシュ姫が!
「裁きの時です 近衛騎士筆頭エルリール!」
しかしエルリールは解放しようとしていた闇の魔法で受け止める!
「ハハァ…!! この光をしのいだならば この闇を無制限に拡散させてくれよう!」
「や〜れやれ 悪あがきしちゃってまあ とっくに詰んでることにも気づかねえ」
ワルサーを構えるルパン。しかし弾は切れている。もし弾があっても竜人の皮は貫けない。
「さて そいつはどうかな 弾がねえならどっかから盗ってくりゃいいんだよ」
王子が持っていた銃の弾が抜かれている…あれはミスリルの弾丸…。
「ーーどいつもこいつも 人のことを異世界の勇者だなんだとうるせえこった 俺のことは散々教えてやったろ?エルリールさんよ」
「うおおおおお!!よせ!やめろルバァァアン!!」
吠えるエルリール。
「そうだ 俺の名はルパン三世 泥棒さ」
ミスリルの弾丸はエルリールの皮膚を貫き、闇の魔法が霧消したエルリールは光に貫かれ…。
満身創痍で逃亡するエルリール。目指すは…不二子のところ?
「異能だ!それは此度の召喚においてなかったのではない ただ、あの中で初めて召喚された者に備わっていた それだけの話なのだ!」
「ただの女だと?嘘だ 戦う力がないだと?嘘だ 異能など持たぬだと?無論嘘だ 嘘!嘘! あの女のさえずりは何もかも嘘!ミネフジコの嘘なのだ 全て!」
結論から言うと、不二子の異能は「生き物の状態を『戻す』力」。
その力で傷ついた王子を癒やし、更にエルリールによって洗脳されていたのも「戻す」ことによって解除したそう。 …「ヒロアカ」の壊理ちゃんの個性の制御出来てる版ですね。
…王子の剣によってエルリールは撃破。
「王子…朝の…修練は終えられました…か」
死にかけのエルリール、意識が混濁して体に染みついた習慣を繰り返しているようで。
「シャルマ王子…あなたなら…陛下をも超える賢王に…」
「ーー世辞を言う 私などまだまだだ」
事切れるエルリール。人として過ごした30年間は彼にとって嘘だったのか真実だったのか。それはもう誰にもわかりません。
「私は王族故 逆賊のために泣くことは許されぬ 嘘も策謀もなき場所へゆけ エルリール…」
王子にとって、彼は最後には近衛騎士のエルリールであったのか。
一連の事件は、西方の主力軍からはぐれた魔物が王都を奇襲、シウーリの騎士隊と勇者ゼニガタが立ち向かい、更に王城に入り込んだ魔物の指揮官を王子と近衛騎士エルリールが迎え撃ち、哀れエルリールは魔物と相討ちとなった…という事に。ルパンたちは一切表に出ず仕舞いですw
キシャラとスムンナはルパン一味が犯罪者である事を聞いて更生させる使命に燃えw。
タイアットは更に魔力を減らし、不老を維持できなくなり、人と同じように老いてゆく事になります。
シャルマ王子は一連の混乱の責任をとり王位継承権と髪の毛を放棄w、継承権第一位となったアイシュをタイアットと共に補佐していく役になります。
アイシュは王位継承者となり、ルパンは共犯者として国を盗った形w
「この手が狙ったものはな 全て消えゆく運命(さだめ)なのさ それがこの俺ルパン三世だ この国 俺に盗られて消したくねえなら気ぃ張りな 共犯者さんよ」
アニメ第一期エンディングに引っ掛けたフレーズでアイシュに発破かけるルパン。
それでも不安がるアイシュに
「アイシュ じゃあひとつ約束してやる お前が女王を頑張って頑張って それでもどうしてももう嫌だってなったらな もう一度だけ俺を異世界から呼びな 世界のどこでも いいや別の世界でも 世界一の泥棒がお前を盗んで逃げてやるさ」
共犯者に情けないところは見せられないアイシュ、女王をやっていく覚悟ができたようです。
で、その翌日、一味蒸発w
「ちょっと本業に精出してくる」と書き置きが。
「どうやらルパンたちは帰還の日まで賓客よりも虜囚の身を選ぶようです この国を騒がせるルパン一味! 我が側近シウーリとともに捕えてきてください!勇者ゼニガタ様!」
王位継承者としての最初の命令がこれかw
当然追いかける銭形w
「待てぇーい! ルパ〜〜〜ン!」
「あーばよ とっつぁ〜〜〜ん!」
お馴染みの追いかけっこでシメですねw
キレイに収まるところに収まりました。
あとは帰るだけ…なんですが、好評だったせいかルパンたちはしばらく異世界に残り、泥棒稼業を続けるようです。いろいろ勝手が違うはずですが、果たしてうまく行くんでしょうか?具体的には電子機器関係が使いづらいはずですし、魔法の存在を考慮に入れなければならないだろうし…。国家規模の陰謀相手にしている方が現実世界との違和感少ないんじゃないかなぁ?
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