古見さんは、コミュ症です。 31巻

 河合さんの家にご招待される只野くんと古見さん。

 えっと…撫田家?家族(?)全員「ブヒィィィィィ!!!♡♡♡」とか鳴いてるし…。

「君たちはなにも見て…?」

「ない…?」

「そうだ」

 いや怖いよ!

 両親が亡くなって撫田家に引き取られ…その後非常に複雑な経緯を経てこうなった模様。それでも愛されているのは間違いない…のか? まぁそういうことにしておきましょう。

 友達と出かける、という体験に欠ける河合さんの為に3人でお祭りに出かける事に。

 …ですが当日、只野くんに激重感情を持ってるクラスメート達とか、河合さんに率いられたい悠修清学校生徒達で大所帯に。 一番ヤバいのは古見さんを遠巻きにしている山井さんを始めとする…古見教!

 古見さんの幸せを一番に願うために、古見さんに近づかないと決めた…宗教と化してる?山井さんが司祭? 相当面白い事になってるw

 みんなで花火を見て。

「高校生になって…から、毎年夏祭りはすごく楽しいです…が、今年は周りの人が楽しそうで 私、みんなが楽しそうなのを見るの、好きなんです」

 そう言って笑う古見さん。でも只野くんは二人きりでもお祭りに行きたくて。

「8月の終わりに近くの神社で小さいお祭りがあって もしよければ…もう一回…」

 友人たちは8月の終わり、二人に連絡を取らない事にした…いいな、この距離感。

 推薦入試の面接に行ったり、恒例のおばあちゃんの家に行ったり…こもれびちゃんが会った巫女さん(古見さん)にお礼が言えたり。

 なんて事をしている間に夏休み最終日。

 神社の前で浴衣で待ってる只野くん。…の前にワンピース姿で現れる古見さんw

 加藤さん家から借りた浴衣を汚してしまって慌てて着替えてきた古見さん。お付き合いして着替えてくる只野くんw

 どうも上手く行かないな〜、と思ったら突然の豪雨…。あんまりすぎて固まってしまう二人。

「…く、来る時走ったので、靴擦れで足がい…痛いです…」

「あの…実は僕も…転んだ時ヒザを盛大に擦りむいて 今も血が出てます…!」

 あまりのグダグダさに笑い出す二人。

 雨宿りに入った先で2度目のキス…。

 この前のはキスなのか事故なのか見解が分かれるので。

「内緒にしませんか 二人の」

 さっきしたのが2回目なんだけど、誰かに話すときはこれを初回として扱う…何だその切り分けw

 結局2回目(3回目)もそこでしてしまうわけですが…ええい畜生、爆発しちまえ!w

 表紙の雨の中で笑う古見さん、大分肩の力が抜けてきてます。今までの彼女にはない表情ですね。只野くん相手でさえ何処か身構えていた古見さん、ようやく素が見えたんでしょうか。

 今までで一番いい笑顔だった気がします。これも成長ですね。一年生の頃には考えられなかった姿。只野くんグッジョブ! もうコミュ症とは呼ばせません…いやすみません、やっぱまだコミュ症ですわw

 さぁこれで夏休みも終わり。あと半年です。友達100人まであと何人……あ!1巻まるまる友人増えてないw

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