
かつて「ウィザードリィ」というゲームがありました。「狂王の試練場」と呼ばれる迷宮に潜り、最奥に潜む邪悪な魔法使いワードナを討つ…コンピュータRPGの魁と呼ばれる作品。「ドラゴンクエスト」もこれを参考に作られたとされ、今でも新作リメイクとも発表され続けている名作です。
1988年、ベニー松山先生によってノベライズされ、それが何故か令和の世になってコミカライズされる運びとなりました。
ですが、この「隣り合わせの灰と青春」、どうも権利元に使用許可が取れなかったようで、固有名詞が全部変えられてますw
煽り文句も「あの名作」とか「あの頃」とか奥歯にモノが挟まった様な言い方でw
「BASTARD!!」の鈴木土下座右衛門事件とか思い出しますね…。
ささやき えいしょう いのり ねんじろ!
「失敗(しくじ)ったぁ?」
身に覚えのある者なら正に天に祈るフレーズからの絶望セリフ。
カテドラル寺院において一人の冒険者が消滅(ロスト)するところから話は始まります。「ウィザードリィ」では死体からの蘇生を寺院に依頼でき、そこで失敗した場合には灰化(アッシュ)、そこから更に蘇生を試みる事が出来、そこでも失敗した場合蘇生不能…ロストとなります。キャラクターとして使えなくなる、ということですね。
結構な金額を取る上に大きな戦力を無くす訳で、まぁ踏んだり蹴ったりです。
ふざけんじゃねえ!と詰め寄る盗賊ジャバ。僧侶ベリアルは神のご意志によるものだ、と止めに入ります。
「考えられる最悪の結果だな 我々はシルバーという友人を失い ーー同時に強大な魔法呪文の使い手を失ったのだ」
酒場で合流するパーティ。戦士スカルダは侍へのジョブチェンジを果たしていました。侍は武器を振るいながら魔法を唱える事が出来る魔法戦士…攻撃力の上昇が見込めます。
戦士ガディと魔法使いサラを交え、ジャバとベリアルがシルバーの消滅を報告します。
「なあ 爺さんに誓おうぜ この冒険を必ず成功させるってさ」
濫殺王ベルターグの護身符を奪い、地下迷宮に籠もってしまった大魔法使いディレーナ。地下10階まで攻め込んで護身符を取り戻して来ればベルターグ軍の近衛隊に取り立てられる…。立身出世のため冒険者たちが城塞都市に集まっていたのです。
「ところでスカルダ オレを見て何か気がつかないか」
ジャバも同じく転職をしていました。忍者に。忍者は盗賊からジョブチェンジ出来る職業で、短剣類しか使えない盗賊に対して長剣が装備出来、更に一定確率で相手の首を刎ねる事が出来る…これも攻撃力アップですね。
ですが忍者への天職は悪の戒律を持つ者でなければならないはず…冒険者は善、中立、悪の3属性に分かれており、これは一生変わることは無いのですが、ジャバは中立…。
“開眼の秘巻”というアイテムを手に入れて、その力でジョブチェンジ出来たとか。
シルバーが抜けた穴を埋めようと必死なんですね。更にジャバはもう一つ提案します。
「紹介するぜ 魔法使いのバルカンだ」
魔法使いの呪文は全てマスターしている、と言うバルカン。しかし戒律は悪。
「シルバーの代わりにこの男を?」
「善の二人には気の進まない話ーーだろうけどよ」
「明日の朝 迷宮の入口で合流ーーそれでどうだ?」
本来、善と悪はパーティを組めません。善と中立、悪と中立まで。ですがここで抜け道がありまして…迷宮に入ってからパーティを解散する。で、別に入ったパーティと再度パーティを組み直す…と。これで善悪合同パーティ完成ですw 迷宮入口で待ち合わせはこれの再現ですね。
地下10階に到達し、ディレーナへの挑戦も考え始めていたスカルダたち。しかしその矢先、大悪魔…グレーターデーモンに出くわし…。
攻撃も通らず、魔法も到達する前に掻き消されてしまう。まるで歯が立たない! 転移の魔法でようやく逃げ出しましたが魔法使いシルバーが生命を失う事になってしまったのです…。
攻撃力をアップしたスカルダたちは再び地下10階を目指します。
しかしスカルダは転職したばかりでレベル1。ジャバはレベルそのままとはいえその能力にまだ慣れておらず…ぶっちゃけまだ弱い。
そんな彼らをゴブリンの群れが狙います…。
ゲーム上の仕様を非常に上手く取り込んでいて感心します。経験者なら「あぁ、あったあった」と思い出す事必至ですw
平均レベル13くらいだとワードナ…もといディレーナと戦うにはまだちょっと厳しいかな〜、と思います。グレーターデーモンを普通に対処できるくらいにはなったほうがいいので、スカルダたちまだしばらくレベル上げが必要ですねw
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