ONE PIECE 107巻

 エッグヘッドの戦い。セラフィムが麦わら海賊団と戦ううちにベガパンクのサテライトたちが一人また一人倒れて行きます。

 旧“悪魔の実”研究室の隔離チャンバーに閉じ込められているベガパンク「本体」。「正」が発見します。

「一体誰がこんな事を…!! 無事でよかった すぐに…」

「おい…『正』…誰と来た?」

 直後に撃たれる「正」! 撃ったのは…「欲」!

「ねェ“本体”!! あたいね!! 天竜人になるんだ♡」

 聖地マリージョアへ「Dr.ベガパンクが“空白の100年”を研究している」と密告し、海軍の集結から最終的に「五老星」および大将“黄猿”までエッグヘッドに呼び込む事になった原因は「欲」の裏切りでした。

 セラフィムへの命令権は戦桃丸よりベガパンクの方が上。セラフィムたちが敵に回るのも無理もない。

「Dr.ベガパンクはこの世界に一人でいいよね…」

 どうもこれが「欲」の動機のようですね。ベガパンクの地位と名誉の独り占め。結局は「欲」も世界政府の抹殺対象に入ってしまっているようですが。

 同じ頃、他でも大きく事態が動いていました。

 巨人島「エルバフ」を襲撃するキッド海賊団。ここを縄張りにするのは…赤髪のシャンクス! 配下の海賊が応戦に出ますが…なんか弱そう?

 …シャンクスは力のない海賊たちを見るに見かねて配下に組み入れているらしい。

「ウチの傘下は『弱い』で有名なんだからよ」

 非常にシャンクスらしいw とはいえ場所は一瞬の油断もならない新世界。そこでコレがやれるということは赤髪海賊団のハンパじゃない力の証左でもありますね。

 キッドの“電磁砲”の危険性を見聞色の“未来予知”で見たシャンクス。

「“神避(かむさり)”!!!」

 覇気を組み合わせた剣技でキッドを一撃!

 さらにドリーとブロギー(ここにいたのか!)の剣で船ごと粉砕!

 キッド海賊団は「ワノ国」で手に入れた“ロードポーネグリフ”の写しを奪われたうえで壊滅!

 更にトラファルガー・ロー率いるハートの海賊団、“黒ひげ”マーシャル·D·ティーチの手により、やはり壊滅!

 「最悪の世代」が四皇と当たって落とされていきます。

 …で、その四皇の中でも確定ぶっちぎりで一番弱いw“千両道化のバギー”。クロスギルドの懸賞金が効果を現し、海軍中将を一般人が刺殺する、という大事件に発展しました。

 つまり海軍が悪党だけではなく、護るべき市民からも攻撃されかねない、という混沌!クロコダイルが目論んだ通りの状況が出来つつあります。

「おれ達の“理想郷”はいかなる勢力にも脅かされねェ『軍事国家』だ」

 バギーを首だけ吊るした横で相談するミホークとクロコダイル。

「違う…おれの思い浮かべた人生はこうじゃねェ…」

 結局は「安全」を求めようとする二人にバギーはついに我を忘れ…

「お前らそれでも海賊か!? 半端なモン求めやがって…!! 回りくでェ事してんじゃねェよ!!」

 シャンクスが動き出した報はバギーの眠っていた何かに火をつけました。

 “ひとつなぎの秘宝”を一度は諦めたシャンクスが再び目指す…!

「おれだって…運でも事故でも今や肩を並べてんだ!! だったらおれが!!『海賊王』になりてェ!!!」

「何の計画も準備もねェ…!! 海賊はビジネスだぞ…!!」

「“赤髪”“黒ひげ”“麦わら” 全員と戦えとでもいうのか」

 バギーをなじるクロコダイルとミホーク。頭のいい…諦めの言葉。

「ダシ抜きゃいいんだよ お宝は“争奪戦”だ!! みてろ…!! この言葉の持つ熱量を!! 海賊達はみんなコイツを求めて海へ出たのさ!!」

 クロスギルドの海賊達に呼びかける。

「お前らよォ!!! ハァ…ハァ 何を夢見て海へ出た!?」

「次の瞬間死ぬかもしれねェお前らの命は叫んじゃいねェか!? 現状に甘んじた腰抜け共よ 一番欲しい物に手を伸ばせ!!! お前らにはおれがついてる!!!」

「取りにいくぞォ!!! “ひとつなぎの大秘宝”!!!」

 これです。バギーが二人に優っているところ…もちろん「運」もなんですがw、「夢を諦めていない」熱。 いかに強くても「諦めちゃってる」二人には絶対に出来ない事が彼には出来るのです。

 だからこそバギーの言葉には熱が宿る。人が動く。それこそがルフィにもシャンクスにも対抗できるバギーの“力”なんでしょう。

 そんな人を動かす英雄がもう一人。黒ひげの本拠地、「海賊島」ハチノスに囚われていた海軍大佐コビーが逃亡。

「おい!! お前を助けるからお前の奥の牢屋のモリア様を解放しろ!!」

 ベローナの手引で牢を出たコビーは他の囚人たちも解放し、自分は囮として島を駆けずり回っていました。騒ぎに乗じて海兵もハチノスに突入。

「誰かぼくを助けに…!!いやいや!!なんて傲慢っ!!恥ずかしっ!!」

 謙虚が過ぎるw 英雄と称される男ですよ。

 広場で包囲されたコビー…の回りを包囲するSWORDメンバー。 そこへ空飛んで突っ込んでくる軍艦に乗って笑ってるのは…ガープ中将!

「おい海賊共ォ〜〜!!! お前ら誰を攫ったかわかっとるんか!!? コビーは海軍の『未来』!!! そしてわしの愛弟子じゃあ!!!」

 拳骨一発で街を壊す! これで「すっかり衰えた」とか言ってから大概ですw

「困るなコビー… ティーチの居ぬ間に逃げ出して貰っちゃあ…!!」

 元海軍大将“青キジ”クザン! 黒ひげ海賊団に迎え入れられていました。彼はガープの弟子だった…!

「愛弟子を救う為にかつての一番弟子を殺せんのか!?」

「縛られるなバカめ!! 『今を生きろ』と教えた筈じゃ!!!」

 能力者クザンと対等に殴り合うガープ。流石です。

 囚人たちが逃げ切った事を確認し退却を選ぶ海軍。

「ええかお前ら!!後は海岸まで走りゃあええだけじゃ!! 死ぬなよ!!!」

 しかし逃げ遅れた人に偽装した海賊を助けようとしたコビー。そのコビーを助けるために…ガープが剣を受ける!

 倒れるガープ。逃げる軍艦を黒ひげ海賊団アバロ·ピサロの能力による巨大な石の手が襲う…!

「お前らなら救える!!!」

 ガープがピサロ本体を殴って怯ませた瞬間、コビーが石の手に向かう!

「期待に応えます!!!」

 その拳は人とアリのような比率の石の手を打ち砕く!!

 新しい英雄の姿。しかし歴戦の英雄は脱出叶わず。

「お前達が無事な事が最重要事項じゃ!!」

「前進せよ!! お前達が 海軍の“未来”じゃ!!!」

 コビーが戻る代わりにガープが捕らえられました。流石のガープも刀で腹を貫かれてますので少々心配です。いくらなんでもコレで自力で脱出してきたりは…しないよねw

 またサボはカマバッカ王国の革命軍アジトまで戻り、コブラ王殺害の真相が語られました。世界政府を作った最初の20人の一人アラバスタ王家の始祖、リリィの名は「ネフェルタリ·“D”·リリィ」…。その名を聞いたイムはコブラを殺害、それを見てしまったサボと一緒に「世界会議」に出席していたビビ、ついでに何故か目撃したワポルが追われる身に。

 …サボを消すためだけにルルシア王国は消されてしまいました。そこまでして隠すべきものなのか、“D”の秘密とは…?

 これで四皇全員が本格的に動き出した事になります。

 “ひとつなぎの秘宝”に近づく者が出ると同時に動き出した「五老星」や「神の騎士団」。

 “D”の一族や800年前の事件…こうなると全て“ひとつなぎの秘宝”とつながっている事は間違いないところでしょう。「ラフテル」への到達は世界政府が全力で阻止に来る案件ですかね。

 あー、ルフィ対コビーがあるかなぁ…。

コメントを残す