
男子高校生のクソバカな日常にオカルトを突っ込んだ「ファントムバスターズ」1巻です。
「幽霊なんて非科学的なものいないよ!」
「私が幽霊になったら遊人の所へ出るから待ってて♡ 一緒に青春させてもらうわ♡」
祖母が僕に吐いた最初で最後の嘘だった ので僕は幽霊を信じていない
鎌倉の高校の入学式に向かう是岸遊人。幽霊の類を信じない、ついでに非常に頭の良い彼は…
「うおぉおおおおッ 海だーーーッ!!」
…なんかテンション上がって服のまま海に飛び込んでいくバカ…そのまま溺れるバカを行きがかりで救けてしまいます。
海で足を引っ張る幽霊が出るという噂を確かめるために海に入っていた、というこの男…宍喰野虎落(ししくのもがり)。心霊スポットとかあったら教えて欲しい、と是岸に話しかけます。 幽霊なんかいない、と返す是岸。
「いかにも賢い奴が言いそうなやつー!!」
…頭の悪い奴の言いそうな返し…。
んで、こんなにちんたらやってたら入学式に遅刻したり…是岸くん新入生代表でスピーチする役だったり…。
大概無茶苦茶ですが、そんな中是岸がブレスレットを無くした事に気づきます。
「ブレスレット見なかった!? 銀の…銀の鍵がついてるやつ!」
おそらく無くしたのは海。あまりに賢くて是岸の扱いに困っていた大人たちの中で唯一きちんとつきあってくれた祖母の形見。
「いないんだよ 幽霊なんて」
いたら姿を見ているはずだ。約束だから。
「いやその…視えはしねーんだけど…」
言葉をにごすモガリ。そのまま分かれる二人。
次の日の朝、雨の降る中。海を探し回っているモガリ。
「ごめーーん!まだ見つかんねー!! 銀の鍵だよなー!?」
探していたのか? 一晩中!?
「だって形見だろ? ばあちゃんの形見の鍵なんてどう考えても魔法の鍵的な何かだろォ!?」
なんかズレてるこの男。是岸の心を開かせる事は出来たようです。
「取り越し苦労させたお詫びに…するよ鎌倉案内」
いい感じに纏まりそうだったところで足を海に攫われる是岸。
「何か!!足にッ 引っ張られてる…!?」
海に引き込まれるのを必死に引き止めるモガリ! そこでもうひとり助けに現れます。
ちょくちょく周りに現れて「関わり合いになりたくねぇ」と消えてた男。
「どっ…どなた…!?」
「か…鎌倉武士…」
「あ…ありがとうでござる」
「俺がじゃねェ! 引っ張ってんだよ…落ち武者が」
見える人だ!
「俺他人の霊力借りねーと視えねーんだ そのまま俺に触れててくれ」
大喜びのモガリ。
「視えちまえばこっちのもんじゃ」
「生きてる俺らは今から学校行かなきゃなんねーからさ 喰わせてもらうわ」
霊を…喰う?!
「なっ…何者だテメェ!?」
「俺? 俺は宍喰之虎落 華の男子高校生だよ そんで時々除霊師!」
モガリの家は古くからの霊媒。修業として10年、秋田で山ごもりしなければならないのですが、代わりに霊の集まる鎌倉て除霊活動して力をつけて来い、という話にした、ということ。
「大丈夫大丈夫 時々ちょこっとやって頑張ってますムーブ取っときゃいいんだよ」
ヌルイ事考えてんなぁ…w
落ち武者と綱引きしてたときにもうひとりいた、とモガリ。
「こっちに向かってず〜っと上品そうな白髪で外国人の婆ちゃんが 鳩サブレー片手にすげー応援してたんだよ?」
約束は守られていたんですね。是岸が霊力0で視えなかっただけで。
「僕は視える人に触れられても視えなかった だからやっぱり幽霊は信じない でも キミのことは信じてみたいと思うよ モガリ」
「こっ…コレシキィ〜」
とりあえずモガリと是岸…コレシキのコンビ誕生です。
「霊感ある奴集めて部活作んだよ! その名も“ファントムバスターズ”!!」
とりあえずのモガリの目的ですね。
「『ゴーストバスターズ』のパクリじゃん」
コレシキの冷静なツッコミw
霊力のない除霊師と霊の視えない…代わりに一般常識を弁えた渉外担当?の二人。
これに霊が視えるけど触れられない歓崎薫…ザキ(モガリの霊力タンクでもあるw)、霊と話が出来る(視えない)けど普通の人間とは目も合わせられないコミュ障、多聞康太郎…タモンを加え、バスケ部のモブ霊やらヤンデレ悪霊、800年ものの地縛霊等相手にしていく事になります。
三人まとめてやっと霊能者一人分…営業能力も入れるならコレシキも入れて四人でいっちょまえ?…というところは学生っぽくていいですね。クソガキが集まってわちゃわちゃやってる感じも楽しいw
ただ、モガリの家が本当に代々続く名家のようで、跡目争いも洒落になっていなく。
「いくら純血で宍喰野唯一の後継者と言っても霊力の足りない未熟者 一人で除霊なんかできるわけがない だから…事故に見せかけて殺してきなさい」
わりとあっさり殺害命令が出る辺り、闇が深い…。
この作品にはこういう暗闘ではなく、男子高校生の日常と除霊の両立でやっていって戴きたいですが、さてどうなりますか…。
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