
異世界召喚されて国ひとつ救ってしまったルパン一味。そのままならただのなろう系ですが、彼らはそこで黙っていなかった。
帰還の準備が出来るまでこっちの世界で泥棒稼業続けるわ、とお城を出奔w
アイソプミア王国の官憲プラス勇者ゼニガタの追跡を躱しつつお宝を集めて回る…あ、いつものTVルパンだw
身一つで召喚されたもんだから、基本手持ちの銃や小道具以外何もなし。アジトから用意せねばなりません。
「居座られたぁ?」
たまたま立ち寄った村にオークの一団が住み着き、「命が惜しくば食料と隠れ家を用意しろ」と…。セコい話ではありますが、タイミング的にこのオークは王都を襲撃した魔軍の討ちもらし…。自分たちに責任がないわけでもない、と掃討に協力するルパンたちでしたが…実は村とオークはグル。
王都から逃げたオークたちを抱き込んだ女スリ、ウップルが村を占拠し、金になりそうな旅人を騙して追い剥ぎするシステムを作り出していた!
結局ウップルたちは村から追放。
「よかったのかよ あいつら逃がしちまって」
「いいんじゃねえの?殺しまではしてねぇって話だし」
「某らが他人の行状をどうこう言える立場でもないでござろう」
主人公側もヒールである「ルパン」ならではの落とし所ですね。建設的じゃない、と言われればそれまでですが、捕縛したからって悪党が更生するとは限らないですから。
村の弱みを握って…いやちゃんと家賃は払うそうですが…オークたちが使っていた家を貰い受けたルパン一味。
アジトが確保できたら次は移動手段です。銭形の追跡を躱す為にも馬より速いアシが欲しい。
「クルマが恋しいぜちくしょうめ」
…そう、車です。転移者自体は多いのですから…ドワーフならもしかして、と訪ねてみれば200年前に転移者の書いた図面から作った車が。ただし動力がどうにもならなかったらしい。あとはタイヤに使うゴムも。
「でもこれ 似たようなのあるぞい」
それはなんとスライムの核w大量に取れるところがあるといいのてすが。
「心当たりがなくはない」
五エ門です。エルフの里に用がある様子。
…ああ、次元はスムンナに見つかってもみくちゃにされてますw
エルフの里ではキシャラが怒ってらっしゃるしw
もらったミスリルを弾丸にしてルパンと次元にわけてしまったのが気に食わないらしい…あー、そういう…w
ゼラチナマスターの核と…魔力を貯めることでエンジンの代わりを務められるミスリルを組み込み、異世界版自動車は完成!
何故かデザインがフィアット500だったりしてw
お宝集めも順調です。魔力が籠もった「しゃべる肖像画」(金持ちの間を転々としていたので結構な事情通)とか、幻を大量に作り出す杖(一瞬とはいえ世界を騙す精巧さで、幻が消えても傷などの影響は消えない…)など。いやこれ割とアーティファクト級じゃない?
この魔道具のせいで五エ門はケンタウロスの剣士スゲーラと知り合う事になり、また杖による増殖した矢の影響で死に別れることになります。
「獣人盗賊団」を名乗る者たちのテロ活動が原因であり、その首謀者と五エ門の一騎討ちをルパンと次元がお膳立てする事になります。 …結果は…書かなくてもいいかな?w
魔族が撤退した後も、獣人への差別や地方への治安活動が少ない等、王国は決して平和とは言い切れない状態のようですね。
単話から2話くらいまででケリがつく短編構成になっていますが、「獣人」「魔道具盗難」など背景事情が共通している感じがあります。まだ背景に大きな動きが隠れているのでしょうか?
別に関わりたくないのにルパンたちの逆鱗に触れちゃって、まとめてぶっ壊されてしまう悪の組織…あると思いますw
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