
「ええ…わたしひとりで捕まえました 外庭にあとひとり見張り役がいるみたいですが …この電話を切らずに待つ?そうてすね…そう致します」
警察へ通報している露伴。『ヘブンズ・ドアー』は非戦闘型スタンドなのにドラゴナ達三人はまったく相手になりません。まさにスタンドは使い方次第。
なんとかダイヤを拾って逃げようとするドラゴナ…が、拾えない。
「おや? おやおや」
パコのポケットからドル札がばら撒かれ…。
「断言するが…これ この紙幣の束も僕のカネだな… 彼がきっと家具の引き出しから盗んでポケットに入れたんだろうな 間違いない」
まるで戻ってくるのが当たり前とでも言うように平然とカネとダイヤを回収する露伴。
ドラゴナを拘束しようとする露伴。しかし突如室内に降る雨! カーペットに染み込み、床を破壊、はまった露伴を拘束したのは…ジョディオ! やはり『ノーヴェンバー・レイン』でした。
状況は逆転しましたが相変わらず落ち着き払っている露伴。10分程でパトカーが来るし、そもそもダイヤもカネも盗めない、と。
「君たちは手ぶらで帰るって事だよ しかも君たちの為に言っておくが僕に捕まっていた方がマシだったんだぞ 気の毒だがこれから君たちは逆にもっと危険になる」
しれっと言ってますが露伴先生自身がスタンドで取ったドラゴナたちの情報を流す、ということで…情けも容赦もねぇな。
対してジョディオは露伴に通報し直せ、と迫ります。『今のは間違いでした』と警察に言え、と。
「先生の作品いつも拝見してるから なんかこう感じで『わかるんですよ』」
脅しをかけるジョディオ。現金よりも、ダイヤよりも、調べていた『溶岩』の方が大事なものである、と見抜いて…金庫から出して持ってきていました。
「価値があるのは『ダイヤモンド』より『こっち』だ…!」
従わなければ溶岩を叩き割って海に捨てる、警察には「何もなかった」と話せ…言いながら溶岩を砕く!
「あ…あああ おまえイカれてんのかぁあ このクソ野郎ォオオオッ」
面白いくらいに慌てる露伴。
「まだ一個! 残ってるよ」
露伴に要求を呑ませ、逃亡するジョディオたち。溶岩を持って、ダイヤも持ってw
去ろうとするジョディオを露伴がよびとめます。
「それを持ち出すなら君には責任が付いてくる その『溶岩』を決して手離すなよ 一個しかない! 絶対にだ…」
その溶岩を大事にすれば大富豪になれる、そういう「仕組」が手に入っていく…と。
「望むといい…大志を抱いて くじけるなよ 上がって行くんだ」
ダイヤはあくまで普通の物品だったようですね。すごいデカいですがw
ですがこのダイヤ、ことあるごとにこぼれ落ちてしまう。紙幣も、ついでに露伴の家から持ち出した「ピンクダークの少年」の原画も、どこに仕舞ってもすべり落ちて…おそらく露伴の下に帰ろうとしている。
効果としては「価値あるもの」を所有者の下に戻らせる。あくまで自然な感じで。宙を浮いて戻ってきたりはしない…。
しかしジョディオたちは突如スタンド使いの猫に襲われます。…言ったそばから超常の話になってますがw 露伴邸で引っ掛かったワイヤー。あれが猫のスタンドだったようです。同じスタンドを持つ3匹の猫の連携攻撃…どう見ても人為的なものですね。
おそらく溶岩の価値を知って追っている勢力がある。露伴はその追手を避けながら溶岩を調べていた…連載を落とさずに。 …よく考えたらとんでもないなw。
スタンド猫を退け、飛行機に乗ってオアフ島に帰る前に「溶岩の能力をしっかり確認しよう」という話になります。具体的には溶岩に触れさせておいた20ドル札をそのへんに放り出すw これは紆余曲折経てきちんとドラゴナのところに戻って来ました。
で、次に試したのが高級時計店。時計にコッソリ溶岩を触れさせてみたらどうなるか?
…そういうところは管理がしっかりしてるし、疑わしい人物に実力を以て抑止を仕掛けることも多々あるんですが…。ほら閉じ込められたw
得体の知れないモノをホームに持ち込みたくない、というのは分かりますが…どうも彼らは即物的な欲望がだだ漏れでw
ジョジョの登場人物だけあって知恵は回るんですが、いまひとつ抑えが効かない、というか…。「大富豪」になるには慎重さも必須だと思いますが、「仕組」には人の方を変える効果もあるんてしょうか?
溶岩について秘密にしろ、という露伴のアドバイスを無視して仲間たちと情報を共有しているジョディオ。「仕組」が溶岩の所有者だけを大富豪にするのなら最終的に彼等の骨肉の争いになるはずですが…。 人の心をも変えて仲間を容赦なく斬り捨てるようになるのか…嫌な想像をしてしまった…。
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