
三度アバンたちの前に現れたギギロ。サイズこそ小さくなりましたが溢れるほどに強力になった呪いの力! もう空裂斬やアバンストラッシュも効かないかも知れない…。
「そんな相手とおまえを戦わせるのは時間の無駄だ」
「こういう厄介なのが現れたらオレがおまえの代わりに全部受け止めてやるって…カールを旅立った時から決めてんだよっ!」
進み出るロカ。苦渋の決断の末、先に進むアバンとレイラ。
「…そうだ レイラの不安の大きさは私の比ではないはず! 仲間たちの決意に…私は応えなくてはならない!」
刺され、斬られてズタボロになっても平然と立ち上がってくるギギロ。
「こないだ戦った時よりさらに攻撃が鋭くなってるなあ 人間って雑草みたいに伸びるのが早いよね 妬ましい」
ダメージをものともせずに迫るギギロ。更に自身の破片をロカに打ち込む。呪いの力を帯びた破片!その呪いはロカの身体を蝕み、最後には死に至らしめる…。
倒れ伏すロカを置いてアバンを追いかけようとするギギロ。しかし再度立ち塞がるロカ!
「…こっから先は通さねえ」
…剣を前に立てる『カール騎士団正統の構え』を取るロカ。
破片を飛ばすギギロ…だがその破片はロカを避けるように飛んで…。
豪破一刀を極めるためにカールに戻り、修業し直したロカ。彼はその中で正統の構えの本当の意味に気づいていました。
剣の届く範囲に闘気を巡らせあらゆる攻撃を防ぎ、捉えた敵のスキに全闘気を込めた豪破一刀を叩き込む!
「もう一度言うぜ…ギギロ こっから先は通さねえ! オレの…生命の全てを懸けてっ!」
「…過去最大の憎悪を形にしてみたよ お望み通りこいつをぶつけてやる!」
互いの最大パワーがぶつかる!…その寸前、ロカの闘気は消滅!? いや、その闘気は剣に集中し、カウンターでギギロに!
カール騎士団伝説奥義…武峰・豪破一刀!
粉砕されるギギロ。
「オレの勝ちだ ギギロ」
「だが…キミの勝ちでもない…かな この戦いに勝者はいない」
ロカもその場に崩折れる。
「その破片にこもった呪いはボクが死んでも消えはしない キミは…もう長くは生きられない」
だがロカは笑います。村まで生命がもって娘をこの手に抱いてやれればそれだけで充分だ、と。寿命の長い魔物にはわからないだろうが、次の世代を残し、友…アバンの役に立てた…それが自分の人生の意味だ、と。
「だからさ…このあとコロッとくたばったとしてもよ…オレは…今日のオレは…勝者だ!」
魔王の間への一本道。バルトスの守る地獄門に至る手前。岩がむきだしのここで襲いかかる魔物が一匹。
「オレの名はグランナード おまえら勇者どもを皆殺しにするために造られた地底魔城の切り札さぁ」
岩の魔物! 勇者の接近を恐れたハドラーが禁呪法で新しく生み出した。
禁呪で生み出した魔物には創造者の性格が反映されると言います。以前造られたバルトスは誇り高い性格…対してグランナードは手段を選ばない卑怯者…後のフレイザードそっくりです。 ハドラーの変化…追い詰められっぷりが如実に現れています。これでダイに殺されかけ、超魔生物に改造されるまでこの性格が続く訳で…アバンの残した影響は大きいですね。
花崗岩の壁や床に潜み、岩から無限に武器を生み出せるグランナード。空裂斬でコアを撃ち抜けば勝てますが、周りの岩を防壁にされてコアまで届かない。
「…つまり…接近戦の間合いでコアを砕けばいいんですね…アバン様 私に策があります」
地獄門へ繋がる通路にアバンを行かせ、出口を崩すレイラ。
「あなたを進ませる最善の策です マトリフやロカと同じことをするだけ…」
「レイラ!…あなたこそ…ご武運を!」
後ろ髪を引かれながらも奥へ進むアバン。
全力を発揮できるこのフィールドで足止めしようなど生意気だ、と荒れるグランナード。
「…おあいにく様 ここなら私も全力で戦えると思うわ…本性を出して暴れても…誰も見てないもの!」
僧侶としててはなく、影女として暴れるレイラ。しかし禁呪生命体グランナードには攻撃力、防御力とも一歩及ばない…!
「…あんた 本当に魔王が生み出した魔物なの? 私が以前戦った魔王は…残酷だったけど威厳みたいなものはあったわよ 少なくともこんな下劣な奴ではなかった!」
「…な ん だ とオオオッ?」
怒り狂い向かってくるグランナードに魔法のつえを突き刺す! グランナードの外皮を削る事でコアの位置を特定し、そこへ的確に攻撃を加える…全てが繋がっていた!
刺さった魔法の杖をハンマーで打ち込み、コアを破壊!
「…ああ…ウソだ…こんなバカなッ…バカなぁぁっ…」
「『バカな部下でごめんなさい』って魔王に謝るのね…地獄で…!」
けっこうレイラ容赦ない…。ともかくレイラの勝利です!
そしてひとり地獄門にたどり着くアバン。迎えるはバルトス。
「我が名は地獄の騎士バルトス! 魔王ハドラー様の御前である地獄門の番人だ!」
アバンも名乗ります。
「人々が皆そう呼んでくれた…その想いを胸に…今ここで名乗らせていただこう!」
「…我が名は 勇者アバン!」
「ダイ大」のネタを拾いまくる本作。フレイザードのプロトタイプまで出して来ましたw しかも急造らしくあっさり負けw
きっとこのグランナードの反省点とか踏まえてフレイザードを造ったんだろうなぁ、ハドラー様…。
他にもパプニカのテムジンが魔のサソリを魔法の筒で回収していたり(『ダイ爆発!』の伏線ですね)。いや、それはそれでなんでパプニカに魔法の筒のテクノロジーがあったのか、て謎が残りますが…。
これでバルトス戦とハドラー戦を残すのみです。次かその次が最終巻でしょうか。そうそう延長する要素もない事だし、キレイに終わるよう頑張っていただきたいと思います。
その上で、出来ましたら「ダイ大」魔界編をですね…w
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