
「ダメ元でもう一回頼んでみるけど こいつを殺されたくなかったら銃を捨ててもらえるかい?」
気絶しているロイドを人質にとるウィーラー。フィオナに否やはありません。即座に銃を捨てる…どころか踏み壊すw
この仕事をする以上、誰も信用するべきじゃない、世界を俯瞰して見ろ、とウィーラー。
「だからオレは強い おまえやこいつではオレに勝てない」
ロイドを踏みつけたウィーラーにフィオナがキレる!
…殴りつけた腕の骨が折れるくらいに! 火事場の馬鹿力って奴ですか。 尋常じゃない顔してますw
「弱い人 死ぬのが怖くて裏切られるのが怖くて 誰も信じることができないのね」
反論するフィオナ。
「私は恐れない 私は信じてる 私はその人のことを考えて考えて考えて考えて考えて考えて だから私は強い アナタでは私に勝てない」
それはどっちかと言うとストーカーでは…?
外れた腕をぶん回してウィーラーに叩きつける! 結果ウィーラーをノックダウンして確保に繋げるのですが…見てる方が痛ぇよw
ロイドに担いでもらって撤退とか、一応フィオナにとってのご褒美はあったみたいなので彼女的にはokなのかも。無表情で狂喜しているのが一周まわってカワイイw
重症状態でも何食わぬ顔で自宅に帰って来たロイド。何だかわからないけど怒っていたヨルをどうにかしなければ…と覚悟しての帰宅でしたが…。
「普通を演じるための不満づくり」が目的だった、とぶっちゃけてしまうヨルさんw
一気に力が抜けるロイド。完璧でなくていい、たまには頼ってほしいと続けるヨル。
だが完璧でなければ裏の世界では生き残れない。今回の件を通して再度気を引き締めるロイド。ですがそれはこの仮初の家族を守りたい、この関係を壊したくないが故ではないでしょうか。
そんなこんなでロイドがひっくり返っているうちに迫ってきたのが「期末テスト」。このテストの結果で後期のレベル別クラス分けが決まる…つまり赤点(トニト)を取らない事はもちろんですが、成績次第でダミアンとクラスが別になってしまう…ぷらんBの成否に関わるw
心を読んでのカンニングも思ったよりうまくいかない事がわかり、自力でガンバるしかない、と覚悟するアーニャでしたが…まぁ無理かなw
ここで新しくフォージャー家の隣に引っ越してきたオーセン夫妻の登場です。夫ジークムント・オーセンと妻バーバラ・オーセンの老夫婦。ジーさんバーさん…しかもジーさんの方は少々痴呆が入ってきているんですが…大学教授もやっていたそうで、アーニャの勉強を手伝う事に。
何故か古語はそれなりの成績を取るアーニャに、コミックなども取り入れて上手に興味を引きつつ教え込んでいくジーさん。 仲々できる人だ…時々「何してたっけ?」とか言い出す人ですがw
「君はテストで1等賞になって “皇帝の生徒”になってその先何がしたい?何を目指す?」
「んと…せかいへいわ!」
ロイドは「アニメの見すぎだ」とか言ってますが…アニメの影響も確かにあると思いますが、メインは多分、ロイドの心を読んだからですね。「カッコいい嘘つき」は間違いなくアーニャのヒーローなんですよ。
「君のような子は国の宝だ 健やかに育て」
このオーセン夫妻、ロイドに疑惑がかかっての逆スパイ要員かと一瞬思いましたが、アーニャが心を読んでもただのボケ老人…間違いなく一般人かw ワンチャンアーニャと同じ機関から派遣された超能力対策を完備した人員…というセンがありますが…。
あれ?アーニャが古語に堪能だったのって多分超能力者養成機関で使われてたからで…ジーさん古語専門だったのは偶然?
しかし今巻で一番意外だったのがメリンダ夫人。退役軍人への慈善活動も単なるポーズじゃなく結構本気でやってるっぽい。ダミアンにも良き母として接している様子だし…。
以前にアーニャが覗いた心の闇とかけ離れすぎてるんですね。あの描写がある以上、メリンダとヨルが仲良くなってデズモンド家に接近する(仮称)プランCはイマイチ乗り切れない…。
これを突き詰めて行くとメリンダさん凄え複雑怪奇な人格になる気がします。純文学とかに出てきそうな。少年マンガでそっち系統出して大丈夫か?いろいろとw
コメントを残す