
ハワイ島。溶岩の効果を確かめる為にドラゴナとウサギが時計店に行っている…その間に待っていたジョディオとパコのところに置かれた包み…の中身はスタンド猫の首!
「こういうのはなジョディオ つまりマフィアの手口だぜ」
自分の掟だけをほのめかして脅してくる。
猫たちの飼い主なのにほんの少しの愛情だって持っていない。こいつは別荘からずっと追ってきたんだ!
「あの『溶岩』の為か あの『溶岩』はそもそもがこいつのモノだったのか…!?」
もともとの目的だったダイヤだけ確保して溶岩は返そう、と主張するパコ。
「パコ…ねえ…心を決めなよ…どちらかハッキリと決めなくては進めない時がある」
ジョディオの反論。露伴先生が溶岩を調べていたのをこいつは見張っていた…つまりこいつも溶岩について何も知らなくて、露伴先生が結果を出すのを待っていた! 溶岩はこいつらのものなんかじゃあない。
「おまえ〜〜っ 『溶岩』を渡さないつもりか?」
「渡したらダイヤも取られるんだよ それだけじゃあ済まない こいつらがもしマフィアというならきっと消される 家に帰る前までにな」
「オレたちはもう…立ち位置として只のケチな空巣や売人なんかじゃあない 心を決めなきゃ…もう前には進めないんだよ パコ」
あぁ、ただのチンピラを脱する意思と覚悟。変わる為の一歩目です。
時計店で溶岩の効果を確認したドラゴナとウサギが合流。その効果とは…溶岩に触れさせて「自分の所有物である」と認識した「価値あるもの」は一度手放しても必ず所有者の元に戻って来る。その方法は…人の無意識に干渉し、偶然を装って繋げていく。 ダイヤも、金も、時計店で溶岩に触れさせた8万ドルの高級時計も…。
「お待たせぇ…ちょっと向こうまで行っててよォ ジョディオ」
トレイを持って戻って来たパコ…パコ?
ジョディオが振り返った先にいたパコの顔から何かが剥がれ…
「『溶岩』返すつもり無いんだな? 知り過ぎる前にチャンスをやったのにな」
敵は砂のようなものを身体に纏う事で違う人物に成り切ったり、保護色のように周りの景色に溶け込む事ができる! 果ては「鳥が高級時計を運んでくる」様子を身体に映し出してドラゴナに近付き、溶岩を奪う!
すぐ近くにいても分からない完璧な隠蔽!
溶岩を持って行った事で時計やダイヤが「敵」の後を追う。それを頼りに海まで追いかけるジョディオたち。
「こっちから探すっていうのはもう無理かもな だが追い込むのは出来る アイツの方からオレたちを攻撃して来る様にすればいい」
溶岩を持って逃げるならそうせざるを得ない、とジョディオ。
その予想通り、波に紛れてパコを襲いに来る! ジョディオが抱えて海へ落ちる!畳み掛ける『ノーヴェンバー・レイン』!
追い詰めた「敵」に対してパコが意外な事を言い出します。
「こいつを『仲間』にしよう」
結構いいヤツな気がする、見せつけた猫の頭もスタンド能力による偽装で、袋の中はジャガイモがあっただけだったし。
「下のヤツは『溶岩』の特性について岸辺露伴って漫画家よりも詳しくて近そうだ だからオレたちはヤツとこれから『WIN・WIN』関係になれるぜ」
「敵」の名はチャーミング・マン。溶岩の出処であるハワイ島フアラライ山で弟が行方不明になっていました。警察も不自然な程に取り合ってくれない…途方に暮れていたところ、弟を見失った辺りで金をばら撒く奇行をしていた岸辺露伴に出会い、彼が溶岩を拾っているのに気づく。
「関係があるのか…!?」
ほとんどカンで怪現象の核心に近付いていたんですね、チャーミング・マン。ヒキは相当いいようです。
オアフ島に戻りメリル校長に報告。
彼女はいろいろなところに知り合いがいていろんな情報が入ってくる。
「ところがハワイ島のどこかで盗難事件が起きたとか 別荘に空巣が入って心配だとかいった普通の通報とかが伝わって来ていない 逆におかしいよね …なぜなの? ダイヤが盗まれて6時間以上経っているんだよ」
…さすが悪党の元締めは頭が回る。
ジョディオたちはいろいろ有り過ぎた情報をバラバラと話し始めます。
金庫にしまったはずのダイヤが校長の手元にあった事で(無意識に出してたんだな…)彼らの言っている事が妄想ではない、と確信する校長。
「ドラゴナ待ちなさい 待って皆さん 今考えているから…面白いかもしれない…」
校長まで話が通って、事件の規模が大きくなっていきそうです。
溶岩の出処が私有地である辺り、チャーミング・マンと別口で溶岩の効果を利用している者が居そうですね。彼の弟が消えたのも溶岩の効果であるのなら、やはり「価値あるものを集める」反動とかあるのでしょうか?
そう言えば、高級時計はドラゴナの手元に届きましたが壊れてしまっていました…。
「因果応報」はJOJOの物語を貫く理念のひとつだと思います。この溶岩もそういうシステムの一環なら、手痛いしっぺ返しがあるんじゃないかなぁ…。
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