
「勇者のお兄ちゃん どこ行くの?」
「ゼイビィっていう髪の長い男の人に『マゾクのお兄さんが来た』って伝えてきてくれるかな」
大魔王軍幹部キヴァの接近を察知し、一人砦を出るハロゥ。
「どうせ狙いは俺なんだろ だったら俺とここで一対一で勝負しろ 俺が勝ったらこの拠点には今後手を出さないと約束約束してもらう」
「いいでしょう約束します どうせ…そんなことは万に一つでもあり得ないですからねぇ…」
「あの妙な鋼の無視どもをけしかけてこの私を虚仮にした罪を… その身をもって贖ってもらいましょう」
「俺もちょうど戦いたい気分だったんだ やってやるよ」
“部位解放”して襲いかかるキヴァ。しかしハロゥはなんなく捌く! ”全解放“したキヴァにも負けていない!
迷いがなくなったハロゥってこんなに強かったのか…。
「出ておいでなさい 腹ペコの皆さんに私が許可します 勇者を喰ってヨシ!!!」
埒が明かないと見たキヴァは伏せていた魔族に号令を。
『俺がもっと頼れる勇者であったならーー…!!』
「かかってこい魔王軍!! お前ら全部俺がぶった斬ってやる!!」
…これは迷いがないというか暴走では?
そのとき入ったのがケイラ隊とギュウタ隊の援護射撃。そして巨人界のパッキァ!
「バチバチ戦うのは構わねぇ… だがな ヤケクソで命を無駄にすんな それはブラギンテたちへの裏切りだろーが!」
もっと脳筋かと思ってましたが…結構常識人だw
「…お前の言う通りだ 悪かった だけどとうしても…っ 今はただ! 自分の不甲斐なさが許せないんだッ」
「俺もだよバカヤロウ!!」
二人して正面から魔王軍を相手し始める。
あぁ、根っこ一緒だこいつらw
一転、総力戦の様相を呈して来ました。ですがまともに戦える人類は多くない。このままではジリ貧だ…。
「宇宙空間に兵器を配備している…という情報があるのだが これはどういうものかね?」
ガラスプ将軍が一縷の望みをかけて尋ねる。天鬼界の施設で衛星軌道からレーザーを打ち下ろす無人衛星砲台がある、と。
それを使えば決め手にはならずとも情勢を変える一手になり得る! しかし天鬼界スーアは使用を渋ります。使えば衛星砲台の位置がバレて撃墜されるだけでなく…
「この場に“奴ら”が来てしまうかもしれないのだ…!!」
そう、天鬼界の”天敵“、マダラー星人!
「…来てもらわねば困る」
「ああ…是非お招きしよう」
ガラスプとゼイビィが笑う。 …ぶつける気か!?
果たして最大出力で放たれるレーザー。次々狩られていく魔族たち! しかしその攻撃もすぐに止み…戦場のど真ん中に落ちてくる物体…!
「…来たのか?」
「ああ 来てしまった 後戻りはできんぞ」
落ちてきた物体はそのまま変形し、シンプルな人型に…これこそがマダラー星人!
魔族をこともなげに虐殺していく…。
「ちょっとお前たちに訊きたいことがある 質問に答えられるごく一部だけは生かしてやらんでもない」
魔族に対する人間の如く、魔族を傍若無人に扱うマダラー星人。
マダラー星人にまるで歯が立たない魔族たちにゼイビィがしたのは…
「さすが魔族だな 魔力を注ぎ込めば自前の再生能力でみるみる回復していくぞ…!!」
天敵たる魔族…キヴァに補助を…!
再生が終わった途端にゼイビィを殴り飛ばすキヴァ。
「おいおい…殺気を向ける相手が違うだろう よく考えることだ せっかく戻った体力を無駄にするつもりか?」
「…貴方がたのようなゴミが何を企んだところで いつでも消せる!! あの邪魔者を黙らせた後でね」
キヴァ意外に冷静です。人間のバックアップがある内に戦おうと。更に彼が只者ではない証拠に、即座に魔王軍幹部クラスに救援を求めました。彼我の戦力差を的確に把握し、プライドと秤にかけて取りうる策を弄する…これができる人が真に強い者だと思います。
そして策を練る者がもう一人。
「巨人族侵攻の際…作戦の失敗に備え 砦内に仕込んでおいた緊急脱出手段 “大転位魔法陣”を発動させてこの地を脱出する!!」
魔族vs宇宙人の戦いに決着がつく前に…!
「お前たち 我々と”戦っている“つもりだったのか?」
呼び出されたのはマダラー星人の母船…。 その巨大なエネルギーにキヴァも絶望の表情を見せる。
「号令 “地表浄化” 舟撃 開始」
…しかしその瞬間、母船が粉砕!
「この匂い…この匂いパネ 一番ヤバい匂いがやってきたパネ…!!」
その巨大な姿は…大凶界の天敵、大怪獣!
「ダイコクザンだぁああああ!!!」
大凶界のマサヨシが名を呼ぶ。
これがまたマダラー星人をも歯牙にかけないくらいに強い! 輪をかけて混乱する戦場! 魔族、マダラー星人、大怪獣の三つ巴の最中、大転位魔法陣が発動する!
目的地は天敵が同じ人間”無法者“である無法界!
「ハロゥーーーッ!! 転位が始まるッ!! 早くこっちへ来い!!」
「兄ちゃんッ!!」
最後まで砦外で踏ん張っていたハロゥとパッキァ。魔法陣の発動に間に合わず取り残され…。
人類側のリソースがガンガン削られていきます。これそのうちネームドキャラいなくなるんじゃないかな…。
それにしても天敵の間にも明確に力の差がありますね。 ここまでの状況から推察するに、個体数の少ない種族の方が戦闘力は高い傾向にあるようです。
雑に魔族〈マダラー星人〈大怪獣なんですが、中には「神が敵の世界」とかあったはずですね…。これが多分個体数が一番少ないはず…。
で、これ「人間の強さが基準」という可能性がありまして、それはつまり「人間がいたから天敵が生まれた」という話になります。 人間が自ら天敵を作ったのか別の誰かが人間専門の敵をあちこちにばら撒いたのか。
ん〜、確証はないけどONE先生ならこういう仕掛けしそうな気がするなぁ…。
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