
「男子高校生の日常」…もとい「ファントムバスターズ」w めでたく2巻目です。
何も考えずに「鎌倉で適当に霊喰って遊ぶ」とかゆるい事考えてたモガリですが、よくよく確かめると…
「一年で千体除霊するという約束です…」
「一年で千体て一日ニ・三体っしょ? いけるいける」
…それがどのくらいのペースなのか感覚が掴めませんが、これ言ってるときのモガリの表情から見るとけっこう無理目な目標のような…。
「大丈夫?毎日『祓える』霊見つかる?」
コレシキからは(オカルトなのに)非常に現実的で事務的な懸念が出たりw
で、この話を思い出させたのが十年修行を終えて山を降り、モガリの様子を見に来た宍喰野の傍流、歛(レン)。
しかしこの歛、1巻ラストで「モガリを始末してこい」と命令されてるその人でして…。
ただその暗殺計画ですが
「まず用意した鍵でそっと侵入し…出会い頭に刺す…! シンプルかつ最善…!」
…あぁこの子真面目だけど可哀想な子だ…。
こんな杜撰な暗殺計画が上手くいくハズもなく、それどころか修行以外ほとんど何もしていない歛を遊びに連れて行く事に。
「誰に頼まれた〜?」
二人きりになったところで唐突に歛に切り出すモガリ。 気付いてた?!
しかし暗殺を唆した分家に逆に感謝している、とモガリ。十年修行を回避して高校生活出来るんだから、と。
「おかげで仲間と部活したり テストがどうだったとかくだんねーこと言ったり 徹夜でフラッフラになりながら遊びに行ったりできる そういうのが俺には必要なことなんだよ」
「でももし分家の連中がファンバス(あいつら)に危害を加えたりしたら…俺はお前らをぜってー許さねぇぞ」
激しいところを見せながらも
「他の殺し命じられたことある?」
「…いえ」
「じゃあ他人は殺すな 絶対だ! フツーが欲しくなった時 取り返しがつかねぇ! これは俺からの命令な! 親父の命令に背けとは言わねえけど 俺も殺されるつもりはねーぞ!!」
…つまり自分の命は狙っていい、と。歛の人生とその誇りを否定するつもりはない、と。
どんだけ懐が広いのか…。
「不思議な方ですね… 言いつけ通り貴方を殺すべきか…私は今…とても迷っています」
結局歛はモガリを暗殺は果たさず…モガリにアパートの隣に引っ越して来ましたw
「だってまだモガリ様がいくつ霊を喰ったか確認してませんし…」
「私ももう少し東京や鎌倉を散策したいですし…」
歛くんすいぶん緩くなって…。
というわけで命を狙われながらもファントムバスターズの新メンバーが増えた感じでしょうか。
対抗組織っぽい生徒会も出て来ましたが、これ壱宮生徒会長がガワだけクールなガチオカルト勢だったりしてw これライバル関係にはならないよなぁ。
まぁこれはこれで「なぜかファントムバスターズに都合がいい展開」が続く理由付けには出来るかなw
ファントムバスターズのおバカな高校生活を見つつ、各自の家庭の事情を明かしていく感じですかね。 ギャグ寄りにシリアスのアクセントがいい塩梅なのでこのまま行って頂きたいです。
なんでファンバスと生徒会のそこそこ真面目な対立が大食い勝負に発展するんだよ…w
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