怪獣8号 13巻

「言ったはずだ8号 お前はここに来れナい なぜならオマエは見捨てラれない」

 怪獣9号の言う通り、避難民たちが入るシェルターや傷ついた隊員たちを見捨てられずあちこちで足を止めて大怪獣を相手するカフカ。 確かにここではカフカ以外に大怪獣に対処出来ない!

「オマエはそこを動けナい」

 その9号に一撃入れるミナ。無事だった…!

「今ここでお前を討伐して私が全て撃ち抜く」

 だが、ミナは砲撃特化。

「距離を詰めてしまえば 並のタイチョウに劣る」

 ミナを捕える9号。

「今日東京を陥す そしてここ(東京)を拠点に国を陥す 最も多くの人間が死んだ6号災害が表すようにキミタチ(人間)は識別級の大型怪獣にはめっぽう弱イ 亜白ミナ。吸収し怪獣群に組み込めば凄まじい砲撃性能を持った6号クラスの大型怪獣集団となるダろう 亜白ミナがいなくなった人類に 止める術はナい」

 電波ジャックして宣言する9号。同時にミナを食い尽くそうと…!

「8号…!!頼む!!行ってくれ!! 俺たちが死んでも代わりはいる!! あの人を…亜白隊長を失うわけにはいかない!!」

 しかしカフカがここを離れれば大きな被害が…!

「先輩」

 周囲の大怪獣が一気に凍りつく。

「行ってください ここは俺が引き受けます」

 市川! 識別怪獣兵器6号を纏い…

「誰が動いていいと言った そこで大人しくしてろ」

 大怪獣の動きを封じる強力な冷気。

「市川お前…来てくれたのか…」

「先輩 俺だけじゃないです」

「第3部隊 古橋伊春!! 長野より現着!!」

 解放戦力を一時的に上げる“瞬間適合者”となった伊春。

「第3部隊 出雲ハルイチ 神楽木葵 現着」

 付毒兵器(トキシナイザー)によって怪獣の動きを鈍らせるハルイチ。

 その隙に強力な攻撃を叩き込む葵。

 助けてくれる仲間たち!

「もう御免なんですよ 先輩に全部背負わせてただただ守られるのなんて 俺が道を切り開きます 先輩は亜白隊長の下へ!」

「目ぇ覚めたぜ ここは頼んだ 相棒」

 俺にはーー背中を預けられる仲間がいる!

 吹っ切って走る怪獣8号…カフカ。9号と亜白ミナの下へ!

 その亜白を吸収せんとする9号。その精神を折るための侵食か。 大量の防衛隊員の死体の中に放り出されている小学生姿のミナ。怯えるミナに声をかけるカフカ(小学生)。

「もう大丈夫だ 行くぞ あっちに行けば死体はない」

「私…何か大事な事忘れてる気が…」

「いいんだ 全部忘れた方が楽になるぜ」

 明らかにおかしいカフカに連れて行かれそうになるミナを…引き止めるのは伐虎。ミナの騎獣!

「あー… 邪魔が入ったか 飼い主を取り返シに来るとは 忠誠心の強い奴ダ」

 伐虎は怪獣のなりそこない。9号との力の差は歴然!

「そうだ 全部思い出した ここにいる人たちは私が助けられなかった仲間たち 私につなぐために犠牲になった部下たち」

 身動き出来ない状態で歯噛みし、涙を流す…。

「な 言っただろ 思い出しても辛いだけだ 忘れて楽になろうぜーー…」

「黙れ 忘れたりしない 忘れてたまるもんか」

 拘束を千切る。

「悲鳴も 苦しみも 死も 責任も 全て背負って戦う」

 銃を構える。

「私は…亜白ミナ… 防衛隊第3部隊隊長だ」

 カフカの顔をした9号を撃つ!

 しかし倒れない9号。

「イサオもそうダった 君のように最後まデ抗った けどね 止められないんだよ 君にも イサオにも そしてボク自身にもね」

 大量の怪獣と…人間?

「逃れたものは一人もイない どの時代のどの最強も 歴史上ただの一人も」

 一気にミナの意識を吸収にかかる9号。

「やっぱりダメだね私は」

「一人で頑張ってみたけどダメだった カフカ隊の副隊長失格だ」

「一人は怖…いよ…カフカくんーー…」

「大丈夫だミナ 俺が隣にいる」

 カフカが笑う…これは9号の擬態じゃない!

「あーー…?お前… なんで来られた?」

 仲間が送り出してくれた…そしてたどり着いた! 本物の怪獣8号…日比野カフカ!

 人間の絆の力が怪獣を追い詰めます。しかしまだまだソコノ知れない9号。

 …いや今巻の描写を見るに、9号は多くの怪獣と…人間をも融合吸収している節があります。これ9号ではなく0号…オリジナル怪獣ということでしょうか? 9号はキノコモチーフの寄生増殖型のようですし…どうなんでしょう?9号を倒せば終わるんでしょうか?

 更に言えばカフカが怪獣化したのは小さな怪獣が体に入ったからで…これ寄生じゃないですか? 8号と9号、大分近いんじゃないですか?

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