
ルルイアスの封将の1、魔法無効の封将を倒したサンラク。対角線上にいる封将2は物理攻撃が無効…。
ならばあと2つの角…封将3と4の特性は?
「剛弓魔法弓を問わず無効化されたが、時折急にダメージが入る時もあった」
「プレイヤー側が有利な時は攻撃が無効化されたが、不利な状況となると魔法物理共に有効となった」
「クナイ投げても魔法撃っても無効化されたけど突然ダメージが入ることがあった」
封将3に対するルスト、モルド、秋津茜の証言。
ここからサンラクは封将3は「遠距離攻撃無効」、それと対角にある封将4は「近接攻撃無効」である、と予想。 チーム内で情報共有しようと連絡を取りますが…。
「そういやなんかルスト数日発言してないけど ヤケに静かだな」
「あぁ…えと…GGCでネフィリム・ホロウの新作が発表されたことで今ちょっと…まともじゃないんだよね」
「世界マジエクセレント 来年まで死ねない」
へ…平和だw 別に世界の命運とか誰かの命とか掛かっている訳じゃない、純粋に好きでやってるゲームなので個人によって向いてる方向がバラバラなんですね。
で、その意味では少々不純な動機でゲームに向かっているサイガ-0…玲ちゃんですが、成り行きとはいえギルド「黒狼」になんの断りもなくリュカオーン(の分体)を倒してしまった事でギルマスにして実の姉サイガ-100…百さんと大喧嘩w しばらくシャンフロにログイン出来ない状態に。
「確かに今までは姉の言う通りにしてきましたけど…!! 今の私は…!! 陽務君と一緒に遊ぶ為に『シャンフロ』をプレイしているんです!!」
言い切りましたw 玲ちゃん『最大火力』とまで呼ばれるシャンフロ廃人の一人なんですが…よっぽどシステムと相性が良かったのかw
クターニッドとの接触はおそらく7日目限定。その前に封将を倒し切っておきたい。
サイガ-0を欠いたまま封将3「遠距離無効」に対峙します。メンバーはサンラク、ルスト、モルド。チーム『ネフィリム・ホロウ』!
サンラクが張り付いて封将の攻撃を避け続ける内に二人に近距離判定…3m内に入って攻撃をさせる。剛弓の零距離射撃w
危なげなく封将3撃破となりましたが、こいつが持っていたカトラスに赤鯨海賊団のマークが入っており…スチューデの父親の持ち物だったということですね。
「こっ…これは!! パパの剣だぁあ…!!」
スチューデはクターニッドとはまた別でイベント進行するようで。
「何でもかんでも一人で抱え込む事を強さだと思うな」
ロールプレイ苦手なルストが頑張って説得してるw というか会話を受けて思考を変えるって、どんな思考エンジンだ…しかもこの少し後ですが、スチューデがアラバと独自に話し合って考えが変わったりしているし。 これプレイヤーのいないところで勝手にイベントが進むことになるのでは?
「近距離無効」の封将4には全員で。
タネさえわかれば、前衛が撹乱している内に遠距離から当てる…あれ?やってることは3とあんまり変わってない?
人数多い故に連携がうまく噛み合わない事も…まぁありましたがw問題なく封将4撃破!
続いて最後の「物理無効」封将2に向かう途中で、サイガ-0も合流。 なんとか立ち直ったかw イライラしすぎて咄嗟にサンラクに斬り掛かったりしましたが。
「『邪魔』は全て…片付けマシタから…!!」
いやそのカオでそのセリフはコワイよw
封将2は2体コンビ。メンバーをどう割り振るか、ですが…。
「コレまでのお詫びも兼ねて…片方の封将は私一人に任せて下さい」
という訳で一体はレイ氏が抑え、その間に全員でもう一体を叩く!という段取りに。
『焔よ猛れ 其は熱波で喉を震わす猛獣の咆哮』
ところがレイ氏、封将の攻撃を捌きながら呪文の詠唱を始めました。
シャンフロにおいて呪文に詠唱は必須ではありませんが、唱える事で効果や火力を高める事ができる要素。しかしクソ長い呪文を少しでも間違えれば発動失敗となる為、通常は戦闘前などに書かれた文章を読み上げる事で成立させます。
しかし一部の卓越したプレイヤーは戦闘の最中に一字一句間違えずに詠唱を完了し、魔法を発動する!
『焔よ 獣となりて猛れ』
【ビースト・ドゥームフレア】
一撃で封将の片割れを撃破! このサイガ-0こそそのへんた…もとい凄まじいスキルを誇る「シャンフロ廃人」の一人であったのでした…。
かくして封将は全撃破。最終日にしてルルイアス中心部、クターニッドの居城へ討ち入りとなります。
ルストからの提案でチーム名と作戦名を決めよう、ということになって…いやそういうのってもう少し早めに決めない?…まぁ本人たちが納得してるならいいんですが。
で、揉めに揉めた結果、
「チーム『不俱戴天』!! オペレーション『クターニッド撃破作戦』を開始する…!!」
…無難なとこなんじゃないでしょうか?
つくづく思うんですが、『シャンフロ』ってゲームエンジン…物理演算システムとかは最高ですが、シナリオギミックには多分に問題を孕んでいる気がします。3千万人とも言われるプレイヤーがほぼ関わらない…ほんの数人のプレイだけでワールドストーリーなるものが進んでしまう…というのは絶対に不満が出ますよね。これまではほぼ誰でも受けられるクエストばかりだったので問題が顕在化してなかっただけ、みたいな。
いずれ批判に晒されるんじゃないか、と思いますがどうなんでしょう?
それとは別に、サンラクの存在が世間にバレ始めましたw 「電脳大隊」が業務用VRシステムを「陽務楽郎」宛で送り付け…これ高いブツ贈って強制的に貸しを作る、所謂「マフィアのやり方」だよなぁw
それとは別にライオットブラッドのメーカー「ガトリングドラム社」から試供品が大量に届いたり…。
本人も「GGCで暴れ過ぎた」認識はあるようで「住所とか個人情報ダダ漏れ怖!」とか言ってますが…それどころじゃないw
彼のゲーム能力とスター性を考えると、プロゲーマーチーム間でのサンラク争奪戦とか発生しかねないですよw 今までの作風見るに…やりそうだよなぁw
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