すだちの魔王城 8巻

「いるんだよねぇ自意識過剰なファンって」

「いんだよなぁ〜〜『勇者(推し)』が全部正しい!皆『勇者』に憧れて当然!って疑わねぁ奴〜〜!!」

 アキードとアッシュの不毛な言い争いw

 鉱山への山道でワタワタしながらどうにかアキードだけ下山させられないか相談するすだち屋メンバー。

「このままあの若社長についてこられては『じょおうの依頼』が始められんぞ」

「そこ!何をモタモタ登ってる!? 探してるんだろう?『闇道具屋』」

 …知ってた!?

 禁止魔道具の取り扱い疑惑を受けたラ・ストヤーデ。結局その疑惑は晴れましたが、ゴルドワーフ山の工場長が『竜型魔道具』の設計図を見た、という情報を得てアキードは独自に闇道具屋に見当をつけ、社長自ら調査に来たのでした。

「白か黒か 『ラ・ストヤーデ』の真の”信用“を証明する為に」

 完全な信用を取り戻す為とはいえ社長単独とか…フットワーク軽すぎない…?

 ドワーフ族そのものが疑われる事を怖れた工場長は詳細を道具屋協会には伏せていたのですが、そのせいで事態はマダム・シンメトリー襲撃までエスカレートしてしまい…。

 おそらく『竜型魔道具』を作ったのはその設計図の製作者。アキード社長と手を組んで玩具製作に進む事を良しとせず、廃鉱山の中で孤独に暮らす男。「名は『ルドルフ』 ワシらの中で最も腕の良いドワーフです」

 道端に配置された魔物避けの魔力波を出す魔道具が突如ゴーレムに変形、暴れ出す!

 ゴーレムが起こした雪崩に巻き込まれ、ムラビトとアキードだけ引き離されてしまいます。

 魔王の能力で現地の魔物(フェンリル!)に助けられ、洞窟へ避難。非常食を食べながら救助を待ちます。

「すだち屋を★5にするにはどうしたらいいかわからない…」と悩みを吐露するムラビト。

「どんな道具屋にしたいかを見失うな」とアキード。良い道具屋は『欲しがってる人』がはっきり見えている、と。

「君は見えないの?君の店に訪れるお客様の姿 そして君が自信を持って提供できる『商品』 そのイメージ」

 ムラビトに取ってのそれは回復薬。「効いてるのかわからないけど効いてる優しい味」と言われる…お値段も安いw 旅立つ冒険者を応援する「最初の道具屋」!

 目指すものが見えてきたムラビト。

 しかしそこに現れたドワーフ。

「人間族のガキがここで何をしてる!?」

 その男こそ件の「ルドルフ」!

「パヌルゴス王に『竜型魔道具』。製作したのは貴方ですか?」

 単刀直入に聞くアキード。そしてリッカロックタウンの『闇道具屋』と関与があるのではないか、と。

「さすがだな そうやって貴様は知ったように我々の行く末を語り同胞たちを洗脳した」

 もうほとんど自白してます。今すぐ出ていけ、と凄むルドルフ。

「ルードルーフさーん」

 すっとぼけた声をかける新キャラ。飯食いたいけどお湯がない、アキードの持っていた非常食をもらうのに自分の持っている道具を交換で持っていっていい、と見せますが…。

「こんなの僕でも判る…! この箱の中身全部…!!!」

 違法素材。つまりこいつが闇道具屋本人!

「あらら? これが『どういう物』かわかっちゃう人? ああ〜…『道具屋(同業)』だったのかよ」

「やっぱ『闇道具屋』って風当たりが良くねぇなぁ」

 言いながら鎌を振るう。アキードとムラビトに同時に斬撃! 拘束されて有罪確定ならば全て無かった事にして…!

 魔王の能力で攻撃を防いでいたムラビト。

「…貴方は『魔族』ですね!?」

 はぐれ魔族?!

「おにいさん攻撃手段ねぇの? ターン終了でいい? じゃあ グッバイ兄弟」

「グッバイはてめぇだぁあああ!!」

 アッシュとマオ! 間に合った!!

「マジ…これ折れたって…」

「マダムの痛みはこんなものじゃなかったぞ」

「疾く答えろ 貴様は誰だ!?」

 元魔王、マオが怒りと共に問い掛けます。

 その横でアキードの傷を治そうと魔法を使うアッシュ。しかし彼は初級治癒魔法しか使えない…!

 ムラビトはすだち屋の回復薬をブーストしてエリクシル並の効果のあるものに。材料なら闇道具屋が持っていた違法素材がある!

 0.1gの誤差も許されない微妙な調合を手づかみで…!

「一手誤ればてめぇが殺す事になったのに どんな度胸してやがる」

 エボルシオンも驚愕する手腕と思い切り。ムラビトもその場に留まってはいない。

 “即席万能薬”でアキードはなんとか回復。

 闇道具屋が呼び出した改造ゴーレムの乱入でルドルフと闇道具屋は逃亡。

「もえやるしかねぇよルドルフさん きっと新女王様に全部バレたんだ」 

 ルドルフを焚き付ける闇道具屋。

「…”死刑“は逃れられんか ならばせめて栄光の故郷を掘り起こしてから受け入れる」

 ルドルフの夢。 それは“ドワーフの国”を復活させる事。鉱山の最深部に眠る古代都市の遺跡。掘り尽くしてしまったオリハルコンすらそこにはある可能性がある! ルドルフは一人でドワーフの復権を考えていた…。

 そのための魔道機械に乗り込むルドルフ。

「巨大掘削魔道獣機『クランプス』…起動!!」

 終始ふざけている感じの闇道具屋ですが腕は確かな様子。ルドルフも…パヌルゴス王も手玉に取っている訳で、まだまだ底が知れません。

 …てか『クランプス』の操縦系統、『エグディキス』と一緒ですよね? 暴走させる気満々じゃん…!

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