古見さんは、コミュ症です。 34巻

「えー今回、サッカー部長身イケメンキャプテンの和貝氏に『ずっと一緒にいてくれ』と言われ『はい』と答えた件ですが、万場木氏のお気持ちをお聞かせください」

 …いろいろ追い詰められた和貝くんが試合直後に公開告白、ぐだぐだ悩んでた万場木ちゃんも勢いに乗って答えてしまった。そこを佐々木さんと加藤さん…ついでに古見さんに詰められてる…という地獄絵図w

「後悔は ないでしょうか」

「…うん」

 本人たちが幸せなら問題ないんじゃないでしょうかw

 さて作中では季節はもう秋。推薦入試はそろそろ結果が出る頃。古見さんの「碧山学院大学」試験結果は…合格! 只野くんに連絡しようと慌てていた古見さんの携帯に…河合さんから「合格おめでとう」LINE。なんで知ってるんだw

 で招待される悠修清学校の学園祭…なんで?と思わなくもないですが…

「我が3年α組の出し物は…『古見さん合格おめでとうパーティー』だ」

 「硝子さま!!大学合格おめでとうございます!!」とかクラスでお祝いしてくれる…やっぱりおかしいだろ?!

「さぁ学園祭本番だ!!『修清祭』改め『古見祭』!! 幕を上げろ!!」

 学園を私物化してますよね河合さん?!

 ただそのリーダーシップと緊急時の対応に何か感じるものがあったようです。

 伊旦高校3年1組、文化祭の出し物。3年は任意参加なんですが、なじみのゴリ押しに古見さんも乗る形で…やるのがなんとラーメン屋。

 具、スープ、麺全部手作り、とかすごい事言ってます。

「古見さんに麺を踏んでもらったら『古見麺』としてあらゆる意味でおいしくなるのでは…!?」

 待て笛地くん。

「天才かよ…ッ!」

 お前らも待て。

 業務用スーパーのスープの素で作ろうとしている名野田さんと材料からこだわろうとする狐里くんで対立してしまい、古見さんは自分が無理矢理引っ張ってきてしまったからだ、と反省…。しかし狐里くんは鶏ガラ等材料から用意して来てスープの仕込みを開始。

「よーし!みんなでガチスープ作るのだ〜! 狐里くんは取っ付きづらいけど!」

 なんとかまとまって再スタートしたスープ班。河合さんみたいにやるのだけが正解じゃない、と只野くん。

 確かに強烈なリーダーシップで引っ張るより、皆の意見を聞いて纏めていくのが古見さんのスタイルのようです。

 ただ最終的にラーメンのような複雑なものを提供するには保健所の許可が必要で…簡単に言うとその場で調理はほぼ不許可。市販品を組み合わせて作るしかない、と。

「ちょっと待つのだ! 狐里くん泣いてるのだ!」

 …ツンツンしながらも一生懸命やってたんだな、狐里くん。

 文化祭当日。1組のラーメン屋は大行列。

「硝子先輩のクラスのラーメン、市販のスープを60種類くらいかけ合わせたらしいよ〜」

 頑張ったんだ…。 その結果は客数に反映されています。

 揃いのTシャツの染め抜きが「らぁめん狐里家」だったりするのが泣かせます。お客さんが食べるのを見て「めっちゃうれしそう」な狐里くんもw

 あ、文化祭名物「やたら可愛い女装只野くん」は今回もありましたw

 最後、まだ少しギクシャクしながらも文化祭を楽しむ万場木、和貝ペアを見つける古見さんと只野くん。

「もし…和貝くんが留美子ちゃんを不幸にするようなことがあれば…埋めるしか…なくなります…」

「…そうですね 僕も手伝います」

 なんかそれぞれ新しい道を進もうとしている感、いいですね。

 文化祭の準備を通じて椎名さんとも少し距離が縮んだし、どうなるかと思っていた3年生もいい感じになっています。

 ただ、もう卒業まで半年ないんですよね…。 終わりが近いな…。

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