
期末テストの結果発表。アーニャは168位…前回から上がった…!
「ふっ…アーニャのじだいきちゃった」
いや、そこまででは…。
古語のテストでアーニャは2位。 …つまり星獲得!
「…わ…わああああ」
本人が一番慌てていますw
ところがそのアーニャが数学で赤点…雷!
「わあああああ わあああああ」
星と雷同時に取るとかそう居ないらしいw
「“努力が報われると嬉しい”ということを”知る“ことができたな それが星にも勝る財産となるはずだ」
ジーさんにはそう言われて褒められてます。
これでアーニャは星取得3、雷取得3。どちらも学年トップw
良くも悪くも目立つ、強烈な印象を残す。こういう子が台風の目になるんですね。実際アーニャ・フォージャーの名を知らない者は学園に居ないでしょうし。
終業パーティー。将来の社交パーティーの予行演習も兼ねて男女でダンスを踊るんですが…、
「じなん アーニャとだんすしよう!」
「すすすすすするかバーカバァアアアカッ!!!」
…脈がない訳でもないんですがねぇ…。
実はダミアンのダンスパートナーは競争率激高。なんだかんだで「ダミアンさまにふさわしいダンスパートナー選考会」が急遽開催w
「あの…あと10分でダンスタイム始めるけど…いい……?」
ロイドの影ながらのサポートと超能力で見事(いや、ほぼズルなんだけどw)ダンスパートナーの座を勝ち取るアーニャ。
ガチガチながらも踊り始める二人。
ダンスをちちに習った、と話すアーニャ。
自分はダンスの先生に教わった、とダミアン。
「いいな おまえんちは」
お、ちょっと態度が柔らかくなった?
「つーかおめーは何でオレんちに犬がいるとか池があるとか知ってんだよ オレの心でも読んだのかコラ!」
「そう アーニャこころよめる」
ボロッと言ってしまうアーニャ。こっちもガードが下がってるな。結局ダミアンは信じませんでしたが。 …プランB結構順調?
後半はダンスパーティーでちょつと踊っていたヘンダーソン校長とマーサ…ベッキーの家の執事のお話。 この二人、イーデン校の3年違いの先輩後輩。
惹かれ合った二人。教師を目指すヘンリーとバレリーナを目指すマーサは束の間幸せな時を過ごしますが、戦争の影は確実にここにも伸びて来て。
教育が社会の争いを止める、と主張していたヘンリーは教育の無力を嘆き、マーサの目指していたバレエ団は慰問先で爆撃に巻き込まれ解散…。
国防婦人軍に志願したマーサ。
「奪われちゃうんだよ!!抗わないと!! 夢も!!いつかきっとあなたも!!必死に守らないとヘコんでなくなっちゃうんだよ!!」
ヘンリーとケンカ別れのような状態で別れてしまう。意を決してダンスパーティーでヘンリーに告白しようとするマーサでしたが、空襲警報に邪魔され果たせず。そのまま前線へ。
戦況の悪化により手紙でのやりとりすらままならないうちにマーサの所属する部隊全滅の報がヘンリーの元に届きます。荒れるヘンリー。
『ヘンリーが講義をしてて それを聞いてみんなが仲良く握手を…』
マーサが手紙に書いていた夢の光景。それをゆめのままにしてはならない、との一念で教師に復帰する。彼女は手紙で続けて『私の手はドロドロで輪に入れなくて泣いてる』と続くのですが…象徴的過ぎて泣けてきます。
終戦してしばらく。マーサの生還を諦めたヘンリーが親の勧めを断りきれず結婚した頃…西国の片田舎でマーサが目を覚ます…!
もう悲劇しか予想できないお膳立てです。しかも非常によくある悲劇。戦争とは一部の悪党が仕掛けるものではなく、本来無数の人々が良かれと思って動いた結果…より良くしようと足掻いた結果だったりするのです。 であるからこそやりきれないのですが。
そしてその後に続く冷戦を終わらせよう、戦争再開させまいとする者たちが暗闘を続け、その手を汚し続けなければならないのもまた悲劇。
こういう状況を早く終わらせないと、何が正常なのか分からない人間が増えていくんじゃないでしょうか。例えばデズモント総裁。過去編に出てきた少年デズモントは多少サイコパス気味ではあっても普通の人格でした(ヘンリーの授業を「楽しい」と評する等)。
しかし現在の彼は何か心の病を患っているんじゃないかというくらいの状態。更にその家族もおかしくなっていっている様子。放っておけばダミアンも変になっていくと思われます。 こういう世相全てがロイドたちやヨルたちの相手であり、正すべき対象なんでしょう。敢えて『敵』とは言いません。
…う〜ん、この辺を敷衍していくならやっぱりフォージャー家は一回バラバラになってしまう気がするなぁ。
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