
「…俺には好きな人がいる 名前はまだ知らない」
登校途中の電車で出会う名前も知らないあの娘。話しかけたいのに出来なくて。いつ会えなくなるかも分からない。仲良くなりたいけど話しかけて「キモ!」とか言われたらどうしよう…。と悩む高校生…を見守ってほしいキュンキュンしているモブ乗客たちw どっちかと言うとこっちか主役wというヘンなマンガ「今朝も揺られてます」、待望の第1巻です。
「ホントわかりやすいなぁ…顔真っ赤じゃん」
「見てるだけで若返るわぁ…!!」
「どうしてそこで話しかけないんだ少年っ!!」
少女の隣に座れて、でも何も言えずにドギマギしている少年の様子を乗客たちが話し合う…LINEでw
グルーブ作ってるのか君等…仲いいなw
メンバーは主に大学生、OL、部長の3人。、…っても全員自称なんでホントにその身分かどうかも分からないw 確実なのは毎朝電車に乗って一定距離を移動し、少年と少女を観察している、ということだけ…結構ヤバい集団だな。
オンラインゲーム『願神』キーホルダーを少女が付けている事に気付いた少年。
「…そ…そのキーホルダー…『願神』0好きなんですか…?」
勇気を奮った!少年!
「えっ…?好きでござるが…?」
…正面に座っていたおっさんが反応w あんたじゃねぇ。
ヘンに盛り上がるおっさんw
「あれ?そのキーホルダー… お嬢さんも『願神』好きでござるか?」
少女に振った! ファインプレーだおっさん!
「は…はい 大好き…です 始めたの最近だし動機も不純っていうか!流行ってるから始めたミーハーですけど…」
少女受けた!
「一緒に『願神』プレイしてみませんか…? これも何かの縁っていうか…」
少年、勝負をかけた〜!
「えっ…そんなに拙者と一緒にプレイを…!?」
あんたじゃねぁよおっさん!! …乗客たちと読者の叫びがシンクロした瞬間w
ほら少女の方が勘違いして引っ込んじゃった…。
「…てっきり私が話しかけられたと思ってはしゃいだり…一緒にゲームてきるって舞い上がったり…めっちゃ恥ずかしい…!!」
…ってあれ?これ脈あり?
てな感じで二人が両片思いである事が乗客に知れたり、いわゆる「これだけでご飯3杯食える」展開が続きます。
二人の仲を進めるために可能な限りサポートに回る乗客たち。…って言ってもほとんど何も出来ないのですが…精々二人の席を死守するために気づかれないように周りを固める、とかその気はないけど邪魔しちゃう人々が近づかないように邪魔するとか…あら、結構あるな出来る事。
その甲斐あって少女が少年の生徒手帳を拾い…そう、少年の名前を知った!
「あれ?なゆじゃん なにしてんの?」
手帳を返すところで少女の友達が偶然声をかける…つまり!
「「あの人の名前…」」
「“なゆ”っていうんだ…」
「彦一くんっていうんだ…!」
ついにお互いの名前を知る! これが1巻ラストw
いやもううれしはずかしプラトニック…学生時代にしかできないようなのがてんこ盛りでw 1巻かけて名前知るだけって何でしょうかこれ…てかここまでやっておいてまだ両片思いですよこの二人w
あのLINEグルーブ是非入りたいw 絶対楽しいですよw
作者の増田英二先生は、「実は私は」など特殊なキャラクターがぶつかり合う事で実は彼らの中にあるなんでもない「普通」を映し出す…というような話が得意でした。それが今回は完全に普通のボーイミーツガール…。 いやキッチリシチュエーションにこだわってきてるし乗客の皆さんのキャラはしっかり立ってる訳ですがw
ともかくある意味誤魔化しの効かない真っ向勝負で来られました。この勝負、是非見届けたいと思います。
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