
「コーディリア・ハーシェルが家出したらしい」
前巻ラストでメンタルダメージを受けたお嬢様がそのまま出ていってしまった様ですね。 シゥからホークアイズに連絡、そこからブラウに連絡が来て…手分けして捜索することに。
「『私』は…何なの…」
アイデンティティの危機に瀕して心此処にあらずな感じでふらつくコーディリア。野良ドローンに襲われているところをブラウに救われます。よりによって一番乗り気じゃない奴に見つかってるw
早速通信で報告…。
「繋がらない?何故急に…ジャミングされている… お前か」
「騒がれたくないの 私は家出中なのよ」
いい加減観念しろお嬢様w
屋敷の為に作られた自分は屋敷から離れられない。自身がどうでもいいと思っても結局そう遠くないところを彷徨うことしかできない。ならば私は一体何なのか…。
似たような出自のせいか心の内をポツポツ話し始めるコーディリア。
「だが一つ分かった お前は子供だ」
ブラウさんバッサリw
アンドロイドも人間同様に経験を貯え、そこから自我や個性を獲得していく。 コーディリアはおそらく稼働してそれほど年月が経っていない。それ故の思考のぶれ…思春期みたいなもんか?
「役目の為でなく『誰か』の為に存在しろ 生かすことで我々も生きることが出来る」
「それだけ?それで…『どう生きるか学べる』と?」
「ああ 私の経験で得た答えだ お前も相棒と学べ」
「…『先輩』からの助言として受け取っておくわ」
ブラウから出たと思うと重みの違う発言ですね。
コーディリアにとっての『誰か』とは…。
「おかえりなさいませ お嬢様」
…シゥですよね、やっぱり。
「必ずここにお帰りになっていただけると思い お待ちしておりました」
「そうだろうと思ったから帰ってきてあげたのよ」
なんとか元通り。「コーディリア」自身の確立にはもう少し時間がかかるようですね。
さて、捜索に参加しなかったダリアとジュークですが…「バンシー隊」の同窓会のようですね。
「なんであの時…私達を連れてってくれなかったんですかぁ…」
「私達は兵士としていつでも死ぬ覚悟はあった 納得出来る死に方なんて選べるもんじゃなかったとしても…だ けれどその覚悟や私達の誇りが裏で利用され切り刻まれていることを知って ただただ…癇癪を起こしたかったのさ」
なにかいろいろあった模様。軍を飛び出したっぽいですが、おそらく政府側はその後討伐部隊を出す余裕もなくなっていったんだろうなぁ…。
飲み会を邪魔するゴロツキをあっさりボコるお祖母様方w
その飲み会帰りのダリアを後ろから見つめる人影。
「昔馴染みに会ってきたばかりのせいか 懐かしい視線を感じてね… あの子とも…年寄りになって酒を交わしたかったよ」
その視線の主は…「怪異」の首領「口裂け女」!
再生治療のミスで記憶を失った「口裂け」、街を彷徨っていてダリアに出会ったのは偶然なのですが…
「今の…あの人…知ってるッ 知っている…ッ でも…ダメ…会えないよ 『こんな姿』…見せられ…ない…」
「のっぺらぼう」がキレて記憶を取り戻させるんですが
「俺を…俺の顔をこうしておいて 今更お前だけつマらねえ人間に戻ろうなんざ認メられらわけねえだろうがッ!!」
荒療治と称して「口裂け」の深層意識から引っ張り出した顔は…若い頃のダリア?
「その顔で見るな!!」
「口裂け」は記憶を取り戻し(のっぺらぼうはひどい目に遭いましたがw)、代わりに彷徨っていた記憶は無くし…元通り、かな?
「口裂け女」の出自が意外なところにつながりました。バンシー隊の一員だったのか…。しかも素は相当気弱。今の姿も望んだものではない…ということは、年取る事もできない体にされて、いろいろあったんでしょうね…。 ダリアの「癇癪」の原因は彼女絡みなのかも。二人が直接会った時に何が起こるのか。また因縁がひとつ出来ましたね。
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