ONE PIECE 106巻

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「その機械は『空白の100年』に作られたものなの!?」

 Dr.ベガパンク“正(シャカ)”の語る仮説に対し、ロビンが聞き返します。

 エッグヘッドに隠された古代文明の機械群。これらを作り上げた王国が世界政府の元となった国家群に滅ぼされた…その事実を隠す為に消された歴史こそ「空白の100年」。

 その事実に気付いたが故に「オハラ」は「バスターコール」の対象となり壊滅した…。

 ベガパンクは焼け野原となったオハラを訪れ、湖の底に大量の文献が沈められているのを発見します。学者たちは知識を残す為に命を賭けた…!

 世界政府に見つかれば葬り去られてしまう文書はドラゴンが回収していきます。オハラへの仕打ちに憤ったドラゴンは世界政府に対抗する“軍隊”を作る決意を。

「クローバーの“死”は オハラの意志は無駄にはしない!!」

 …クローバーとベガパンク、ドラゴンが旧知だったんですね。納得と言えば納得な組み合わせ。そしてサウロの生存も地味に確定…めでたい!

 地下で巨大ロボットwをなんとか動かそうとしているルフィたちのところにはベガパンク“本体(ステラ)”が!

「頭はどうした!? もっと大きな電球みてーな頭だったろ!!」

「あー ずいぶん伸びてきたんで切った」

 切ったのかよ!脳を!? てか脳自体がエッグヘッド頂上部「パンクレコーズ」に収められてるなら“星”も分身なのでは?

 いずれは全人類の脳をパンクレコーズに接続し、「脳の共有」も夢ではない!…とか言ってます。ネットのデータベースのようなものか?とも思いますが、どっちかというとSFでよくある集合意識とか精神融合に近いような…そういうのは大抵うまく行かない印象なんですが。

「そんな心配をしていては科学は前に進めない!!」

 あー、駄目だ。心ある系かと思ったけど基本マッドだこの人。

 くま改造の件とあわせてボニーにキレられてビームサーベル突きつけられたりw

 このベガパンクがルフィに依頼するのは

「私をこの『エッグヘッド』から連れ出してクェーサー!!」

 その頃、ちょうどエッグヘッドに入港しようとする政府の船が。CP0?マスク着けてるけどルッチとカク、ステューシーでは?9から昇格したのか?

 さらに同刻、カマバッカ王国に匿われていたくまが拘束を破って逃走!目指すは「赤い土の大陸(レッドライン)」…“神々の地”!?

 強引に乗り込んだCP0。対してエッグヘッド側はセラフィムと戦桃丸(!)を出して対抗。その場にエッグヘッド頂上を目指すルフィも通りかかり…。

「“麦わら”…!!?」

「ハトの奴!!?」

 エンカウントして頭を吹き飛ばされた“暴(アトラス)”を見てルフィは怒ります。

「おれ達はこいつにメシ食わせて貰ったんだよ!!」

 “四皇”との戦闘は傘下も巻き込んだ大戦争に繋がる、上の許可なしでは御法度だそうなのですが…止まるわけありませんねw

 ルッチも無駄に時を過ごしていた訳ではなく、ネコネコの実 モデル:レオパルドの覚醒を果たしていました。それこそルフィが“ニカ”を出さざるを得ない強さ!

 勝負がつかないところを、ルッチたちは戦桃丸に任せてルフィたちは更に上へ。

 コントロールルームでサンジ、ナミ、ウソップ、フランキーとルフィたちが合流しますが、再度ボニーが「父を元に戻せ」と暴れ始めます。できない理由がある、と“本体”。

「約束したんじゃ くまと!! お前にはその理由を決して話さないと…!!」

 しかしボニーはくまの能力で実験的に引き出したくまの“記憶”に触れてしまいます。

「父の能力なら…よく知ってる…!! ーーこれは父の記憶だろ…?」

 戦桃丸を行動不能にし、セラフィムの命令権を得たルッチたち。上昇する途中でサニー号を見つけ、行きがけの駄賃とばかりにカクが破壊に向かいますが。

「誰だ おれの眠りを妨げんのは…」

「ロロノア!!!」

 留守番で居眠りしてたゾロに嵐脚を斬り飛ばされ…こちらも因縁の対決ですね。

 ゾロはカクと戦闘中、セラフィムは全員CP0側、ルフィはニカの反動でしわくちゃwと割とピンチな状態で…なんとステューシーが裏切り!

「何って?眠らせただけよ お願いルッチ…あなたもそうして」

 MADSクローン実験成功体第1号「ステューシー」

 元ロックス海賊団 ミス·バッキンガム·ステューシーの“複製人間”

 割とすごい隠し玉でした。不意打ちでルッチとカク二人をオトし、海楼石の手錠を掛けて無力化してしまいます。

 20年潜伏とか…忍者並ですね。

 命令権順位の関係でセラフィムもベガパンクの指揮下に戻り、戦闘は一旦終了。

 島を脱出しようとするも、今度は“本体”がいない!

 手分けして島内を捜索するも見つからず、少しづつ“正”の制御を離れていく研究所。潰されていくカメラ。確実に何かがいる…と突如反抗し始めるセラフィム!

 ハンコックベースのS-スネークに石にされる“欲(ヨーク)”。

 無力化したルッチとカクを見張っていたルフィとゾロのところにはミホークベースのS-ホークとくまベースのS-ベア。

 他も助けに行かなければならない関係上、ルッチとカクの手錠を外して共闘せざるを得ない状況に。

「敵4体全員止めたあと…!! おれに勝てねェからって仲間やベガパンク達に当たり散らさねェよな!?」

「望むところだ!!! いの一番に殺したいのは貴様だからな麦わらァ!!! お前がくたばった時 仲間は全員死ぬと思え!!!」

 …ときどきルフィってナチュラルに策士ですよねw 心理的に相手のクリティカルなところを突いてくる。

 しかし何がヤバいってセラフィムです。ミホークのクローンにスパスパの実の能力を付けたり、ジンベエのクローンにスイスイの実の能力…能力者と能力を分けて好きなように編集しています。何が出るかほぼ運勝負だった悪魔の実をある程度自由に扱えるとか…シーザーのSMILEが子供の遊びに思えます。そしてこれだけの成果を上げるには、知力の他に冷酷に全てを犠牲にする精神性が必要だと思われます。やりたい事はなんとしてもやり遂げる、ある意味鋼のような精神力。

 一見好々爺然としてますが、ベガパンクの行動の端々にそれは現れています。

 くま本人は大分嫌がっているのに記憶を外に保存する実験を強行…脳のネットワーク構想…戦桃丸を昔の恩を盾に裏切らせる…ピンチとなるとあっさりステューシーを裏切らせる…など。

 割と自分が良ければ後はどうでもいい発想が基本ですね。能力が高いので後々フォローが効いていたんでしょう。そう考えると、今巻に収録されませんでしたが、あの真相は…まあ、アリなのかなぁと思います。

 さて、この時点で尾田先生は目の手術で「ONE PIECE」を休載中です。「周りの人が双子に見える」とか言うヤベぇ状態だったらしいので、流石にしょうがないかな。

 無事のご帰還をお待ちしております!

“ONE PIECE 106巻”. への1件のコメント

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