血界戦線 Beat 3 Peat 1巻

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「憎み給え 赦し給え 諦め給え 人界を護る為に行う我が蛮行を」

 「血界戦線」新シリーズです。内藤先生によると

「思い残す事が無い様に今まで考えてたネタを全てブチ込む」

 …とか。これが最終シリーズ?

 とりあえず最初のエピソードはいつもの世界の危機w 血界の眷属(ブラッドブリード)を発見したレオ。ガチ案件に関わってたり家族サービスしてたり借金返済に励んだりしていたライブラメンバーが集まり、牙狩りに臨みます。

「ギリカを殺したの?」

 吸血鬼にも復讐心とか情とかあるんですね。ちょっと意外。

 絶対強者のシリアスな事情を知ってか知らずかギャグも交えながら戦うライブラ。ザップなんか大食いチャレンジで腹に入れたモノが出てしまって…吐瀉物まみれで戦いに来たりw

 決してふざけてるわけではないのだけれど、シャレとマジが表裏一体になって絶妙なバランスで進行していく。「鬼滅の刃」等にも通じるこの感覚、おそらく内藤先生がハシリなんじゃないかなぁ…と思います。

 さあそして続くエピソードは血界戦線ep.0。H.Lの成立とライブラ設立の経緯が描かれます。

 12時間に渡って全世界で地震が観測されない、という異常事態。魔術を操る者たちが「予感」に打ち震える。古文書に記された予言の場所はーーニューヨーク。

 何者かに選ばれた少年がN.Y.の雑踏に放り出される。

「ある所に行ってあるものの栓を開けて欲しい」

「それだけ?」

「これ以上は伝えない なるべくしてなるかどうかが肝心なんだ」

「それって何だか沢山人が死にそうだ」

「過程ではね でも気にする事はないだろう どうせ君を放っておいた世界と君が放っておいた世界だ」

 導かれる様に、何も目的がない様に歩く少年。

「九千九百九十九億九千九百九十九万九千九百九十九分の一を掴み取れ」

 あらゆる障害を越えて歩く少年が、ふとある店に立ち寄る。偶々手に取ったコーラの瓶を開けようと…

「ハイ どうしたの? 死にそうな顔して」

 声を掛けてきた少女に憑き物が落ちた顔を見せる少年。しかしもう「栓は開き」…。

「ごめん」

 何の変哲もないコーラ瓶から世界の崩壊は始まりました。消滅する建物。巻き上げられる人。大挙して現れる異形の怪物たち。しかしその変化は押し留められ。

「何ともはや惜しい あとほんの少しで完全な崩壊が拝めたのに 『彼女』の投入は見事だったよ ケイオス」

「お前と同じ 『九千九百九十九億九千九百九十九万九千九百九十九分の一』だ コスモス」

「おかげで『彼』はわすかに躊躇った その数瞬の結果がこの『惨状』だよ 世界中のありとあらゆる耳聡い術使いが間に合ってしまった」

「ここまでかな?今回は」

「いかにも 潮時に相違ないだろう」

 …何やら超越者のゲームの結果のようです、コレ。あくまで偶然の積み重ねに世界崩壊のスイッチを任せる、ということでしょうか。これが運命だというのなら術者たちが気づいて、命を懸けて抑え込んたのもまた運命。

 超越者たちは「また次の機会に」で引っ込めばいいかもしれませんが、つきあわされる人間たちはたまったものではありません。

 ありとあらゆる結界で押し止められたその街。

「街の名はヘルサレムズ・ロット 元 紐育」

 ニューヨークに滞在していたクラウスとスティーブンは変化してしまったヘルサレムズ・ロットで部屋を借り、活動を開始しようとしていました。

 …ですが街の様子がおかしい…いやおかしくなってない。いきなり街が組み変わってとなりに怪物が歩いているのに平気でいるのは…どうなんだ。

 この状況で普通に業務をこなしていた宅配便屋が置いて行った木箱から出てきたのは…人間!? いやザップだなコレ。

 警戒心を解かないザップに対し、箱に入っていた手紙を読むクラウス。

 要するに困っているお前らに不肖の弟子を送りつけるから使い倒せ、と。…お師匠、最初からヒデぇw

「クソがあああぁ」と逃げ出すザップ。

 街に出てその異様さに気付きます。人間とクリーチャーが違和感なく暮らしている…。

「いいか 10日前までここにはマンハッタンがあった 今 街はしっちゃかめっちゃかに並び替えられ そのど真ん中に大穴が空いてる 人間の半分が消え お前らに取って代わられた 消えた人間はどこに行った?勝手に街を作り変えられてこいつは侵略じゃないのか?」

「この呑気な空気 どっからどう見ても普通じゃない 戦争になってないなんてどうかしてる」

 物騒な事を呟くザップ。

「なら君は酷い殺し合いは起きた方がいいのか」

 さらにネジがぶっ飛んだ事を言う男。一瞬で消えますが、ザップは直感します。あれが黒幕だと…!

 ザップを助けてくれたクリーチャーが突然大型化!

「オ前の言うトオリだ 戦争ガ正しイ」

 暴れだすクリーチャー。

 曰く自分たちはずっと隠れて暮らしてきた、これからは太陽の元で拡がっていく、邪魔する奴は全部殺す…。

 「…だよな!!分かりみしかねえわ…!! お前メチャクチャ気持ち悪くねえ 全然筋通ってる スッキリしたぜ…!!」

 …何言ってるんでしょうかこの男は。自分を殺そうとする者と同調してます。

 その上でぶっ潰す、と息巻きますが…。

「やべえ 舐めてた」

 スピードとパワーが物理法則を超えてる、とのこと。まともにやっていては相手になりません。

 そこに追いついたクラウスとスティーブン。

「君達…!! この惨状は君達のせいか 話を聞きたい 一旦手を止め給え!!」

 クソ真面目クラウス、まるで変わっていませんw

 当然止まりません。

「諦メて蹂躙さレよ 世界の均衡はもウ崩れた」

「ならば 我々がそれを押し戻すしかあるまい 今からその一歩を踏み出す 仔細無いかね?」

 キッチリクラウスさん。やってみろ、の返事にあっという間に制圧してしまいました。

「うかうかしてたらここ始まりで世界が傾くぞ 他人に任せてそれを受け入れんのはまっぴらごめんだ」

 ザップ面倒くさい事言ってますが、要するにクラウスたちの仲間になる、と。

 現在ライブラ構成員3名…。次はK.Kあたりが来ますかね。

 ザップに化け物をけしかけたのは「欺瞞王」バルボロッサ。あのフェムトの知り合いのようでH.L設立にも関わっているらしい。しばらくはライブラのメイン敵になるのでしょうか。

“血界戦線 Beat 3 Peat 1巻” への1件のフィードバック

  1. 💯💙

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